ランディングページはwebで集客する時の最重要アイテムです。
ターゲットがあなたの商品を買うかどうかは、ランディングページを見て決めるからです。
ランディングページで伝えられている内容や印象によって、「これは自分のための商品だ」「これは自分のための商品ではない」を判断します。
今回は、売れるランディングページと売れないランディングページの特徴を5つご紹介します。
もし、web集客が思うようにうまく行っていないと感じるなら、売れるランディングページの特徴を取り入れられているかをチェックしてみてください。
目次
結論:売れるランディングページの特徴5選
売れるランディングページには以下の特徴があります。
売れるランディングページの特徴
- 買ってもらいやすい商品を売っている
- 買うか出るかの2択になっている
- 商品を買う理由が示されている
- 強いオファーがある
- テコ入れをしている
売れるランディングページは、買い手の買いやすい状況を作っているランディングページと言えます。
それぞれ解説していきます。
売れるLPの特徴① 買ってもらいやすい商品を売っている
大前提、ランディングページで売れる商品にすることが大切です。
食料品は売れる、日用品は売れない、など商品のジャンルの話ではありません。
「ランディングページで売れる価格帯の商品を売る」ということです。
人には手軽に買える価格帯があります。可処分所得によって変わりますが、
感覚的には
- コンビニやスーパーで単価1,000円以上する商品を買う人は少ない
- 飲食店で客単価10,000円以上するお店は選ばれにくい
- BtoBのサービスで50,000円以上するツールやシステムは導入されにくい
などがあります。
ランディングページで買われる商品にも、買う側の許容範囲があります。
例えば
一般消費者向けの商品で、何万円もするものをランディングページで買ってもらうのは難しいです。
企業向けの商品なら数万円のものは売れますが、数十万円のものをランディングページだけで買ってもらうのは難しくなります。
一般消費者向けの商品の場合、1万円を超えると購入のハードルは高くなります。より多くの人に買ってもらうことを考えれば、5千円以下はマストです。
企業向けの商品なら、5万円を超えると購入のハードルは高くなります。より多くの人に買ってもらうことを考えれば、3万円以下はマストで、1万円以下が理想的です。
高い商品がランディングページで売れない理由
高い商品がランディングページで売れない理由は、価格が高くなればなるほど、その商品への高い期待と信用がなければいけなくなるからです。
画期的な商品であれば、ランディングページで伝えられる情報だけでも期待値は高くなり、買ってもらえる可能性は高くなります。
でも、多くの商品がそんな超絶優れた特徴があるわけではなく、似たような商品と比較検討されている状況ですよね。
信用を高めるためには、誰が見ても信用に値するような実績や評価が必要になります。
これからもっと売っていきたいと思っている商品に、そんな輝かしい実績や評価なんて無いことの方が多いです。
なので、ランディングページでは買い手が手に取りやすい価格帯の商品を売るのが鉄則です。
高い商品を扱っている場合にランディングページで売る商品
でも、「低価格帯の商品を自社では取り扱っていない…」という人もいますよね。
例えば
- エステサロン
- ビジネススクール
- プライベートツアー
など、その商品自体が数十万円するような商品の場合は、それを低価格で提供することはできません。
なので、商品の一部を販売したり、その商品の説明を詳しくする機会を提供することで、期待値を高めたり、信用を高めたりすることができます。
例えば
- エステサロンなら、体験コースを5千円で販売する
- ビジネススクールなら、体験説明会を無料で提供する
- プライベートツアーなら、専任のコンシェルジュとの相談会を無料で提供する
など。
集客できていない企業は、売りたい商品をそのまま売っていることが多いです。
買い手には購入を決めるための段階があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください⬇︎
売り手が情報提供をしたり、価値と価格が見合うまでオファーを強くしたりすることで、買い手の中で「よし!これなら大丈夫だ!」と感じる状況を作れれば買ってくれます。
なので高額商品を販売している場合は、買い手のアクションを生みやすい価格帯の商品を用意して、ランディングページで販売するようにしてください。
ランディングページで売る商品は「ちょっと気になったから使ってみようかな?」と感じてもらえるくらいの商品でなければいけません。
じっくりと考えるような高額な商品や説明が必要な商品を売っても、1つのページで決断をしてもらうことは難しいからです。
web集客の鉄則は「じっくりと考えさせない」ことです。
売れるLPの特徴② 買うかどうかの2択になっている
ランディングページは、訪れた見込み客を顧客へと導く一本の道だと思ってください。
売れないランディングページには、いくつもの道があります。
例えば
- オフィシャルサイトへのリンク
- SNSアカウントへのリンク
- 別の商品へのリンク
など。
本来たどり着いてもらいたいゴールは、商品の購入や申し込みです。
なのに、道が複数あることで、ゴールとは別の道へ行ってしまう見込み客が増えるということです。
売り場へ訪れた見込み客には2つの選択肢しか無いようにします。
- 買う(申し込む)
- 何もせずに出ていく
この状態を作ることで、迷いをなくし、判断をしてもらいやすくなります。
出口がいくつもあると、見込み客を逃してしまうだけではなく、買わなかった人がなぜ買わなかったのかを考えることが難しくなります。
ランディングページから離脱した人がいても、どのポイントで離脱したのかを調べることはできます。
離脱ポイントになっている箇所をテコ入れすることで、離脱させずにゴールまで導くための改善ができます。
ですが、ゴールとは別の出口から出て行った人が、どこで離脱したのかを調べるために、別のサイトを調べる必要が出たり、追いかけきれなくなったりします。
そうなると、改善することができなくなり、垂れ流し状態を続けるしかなくなってしまうというデメリットもあります。
売れるLPの特徴③ 商品を買う理由が示されている
買い手はこう感じています。
「なぜその商品を自分が買うべきなのか?」
「なぜあなたから買うべきなのか?」
これはつまり、
「これは自分の課題を解決するベストな商品なのか?」
「この売り手は信用のおける相手なのか?」
を問われている状態です。
売れるランディングページは以下の情報を提供することで、この買い手の疑いを解消しています。
売れるLPの必須要素
商品を買う理由=ベネフィットと特徴
売り手を信用する理由=実績と評価
売れるランディングページの必須要素
ベネフィットとは顧客が商品を利用することで手に入れる「プラスの結果」のことです。
例えば
- ダイエットサプリなら、体重が減る
- 英会話スクールなら、英語が話せるようになる
- ロボット型掃除機なら、楽に部屋がきれいになる
など。
顧客はベネフィットを手に入れるために、お金を払って商品を手に入れていると考えてください。
売れるランディングページには、ベネフィットが所々に散りばめられています。
最初に表示されるファーストビューという部分で、最も目立つ見せ方でベネフィットを表現しています。
ベネフィットは顧客との約束です。
でも多くの見込み客はその約束を疑います。「10日で10kg痩せる」と言われてもすぐには信じないですよね?
なので、それを信じてもらうための証拠が必要です。
例えば
徹底したカロリーコントロールと適切な運動による消費で、10kg痩せられるプログラムを具体的に示されて、実際にそれで10kg痩せた人の話を聞いたらどうでしょうか?
「本当に痩せられた人がいるなら、自分も…」と感じますよね。
これが「証拠」となる情報です。
商品の特徴を示すことで、なぜそんな結果が出るのかを証明することができます。
売れないランディングページには、このベネフィットの証拠が不足しています。
これは、売り手に対する信用を作るための実績と評価も同じで、「なぜあなたを信じることができるのか?」という買い手の疑いを晴らすための証拠となります。
売れるランディングページには、見込み客が商品と売り手を信用するための情報がきちんと揃えられています。
- どれだけ売れているのか
- どんな人が利用しているのか
- どんな人や団体から評価されているのか
それら客観的な情報を元に、売り手を信じて良い理由を示すことで、「この商品もその売り手のことも信じて良い」と思えば、買い手は「買ってみよう」と思って、一歩前進してくれます。
売れるLPの特徴④ 強いオファーがある
オファーとは取引の条件のことです。取引とは、価値と価値の交換です。
周りくどく説明すると、その商品をどんな金額でどんな条件で買えるのかを、売り手から買い手に提案して、買い手がそれに納得したら、商品と代金を交換するということです。
オファーが強いとは、買い手が買い求めやすい取引の条件を提案している状態ということです。
簡単に言うと、「お買い得な状態」です。
多くの商品が他の商品との比較に晒されています。
買い手は常に「より自分にあった商品は無いか?」と思っています。
なので、あなたの商品と似た商品とを比べて「どっちがより自分のための商品か?」と検討しています。
この時、商品自体に何がなんでもそれを選ぶべき理由がなければ、よりお買い得な商品を選びます。
なぜなら、誰もが無駄な物を買って損をしたくないからです。
例えば
イヤホンが欲しいと思っていて、見た目や品質的には同じような商品があった時、一方は1,000円でもう一方は1,500円だとします。
どちらのイヤホンを買いますか?
多くの人が1,000円の商品を選ぶはずです。
例えば
いつもは5,000円で売られている商品が、今日だけ半額で売られているとします。
似たような商品が5,000円で売られている時、半額で買える方の商品が買われます。
このように人は、似たような商品だと認識していれば、よりお買い得な方を選びます。
なので
売れるランディングページは、割引をして価格を下げたり、特典をつけて価値の上乗せをしたり、保証をつけて損失のリスクを無くしたりしています。
保証とは返品や返金など、期待していたものと違うと感じたときに、買い物を無かったことにしてくれる取引の条件です。
返品返金できれば安心して買えますよね。
強いオファーのポイント
- 価格を割り引いて、支払うコストを小さくする
- 特典をつけて、得られる価値を大きくする
- 保証をつけて、損失のリスクを肩代わりする
- 比較される商品よりも強くする
売れるLPの特徴⑤ テコ入れをしている
売れないランディングページは、テコ入れすることで売れるランディングページへと進化させることができます。
売れるかどうかは、広告を出して実際に見込み客を集めてその反応を見てみなければわかりません。
なので、どのランディングページも最初は「売れるかどうかわからないランディングページ」です。
実際に運用してみて、訪問者の動きを調べて、良いところを伸ばし、悪いところを無くして、より良いランディングページへと進化させていくことで、売れるランディングページが完成します。
テコ入れとは、より良くしていくこと。改善することです。
改善するためには、理想的な状態と現状との間にあるギャップを埋めていきます。
ランディングページの現状把握には、ヒートマップツールを使います。
ヒートマップツールとは、訪問者の動きを数字と色で表してくれる分析ツールです。
ランディングページのどの部分で離脱してしまったのか、どのボタンがよくクリックされているのか、どの部分がよく見られているのかなどを確認することができます。
離脱しているポイントを見極めて、そこのテキストや画像や表現を変えることで、訪問者の動きに変化があるのかをまた調べて、テコ入れする。
この地味で地道な作業をやり続けることで、売れるランディングページはできていきます。
売れるランディングページの特徴5選 まとめ
売れるランディングページには、5つの特徴があります。
売れるランディングページの特徴
- 買ってもらいやすい商品を売っている
- 買うか出るかの2択になっている
- 商品を買う理由が示されている
- 強いオファーがある
- テコ入れをしている
まず、ランディングページで売りやすい価格帯の商品を売るのが大前提です。
何十万円もする商品を、気軽にwebでポチッと申し込める人はほとんどいません。
ランディングページで伝えられる情報だけで、買ってみようと思ってもらえるような商品だったり価格帯でなければいけません。
そして、いろんな出口を作らないことが大切です。
売れるランディングページでは、「買う」か「出る」かの二択を迫っています。
web集客をするなら、見込み客を迷わせないのが鉄則です。
あとは、商品を買うための十分な理由を説明できているか、買わないと損をすると感じてもらえるような取引の条件を提案できているかも大切です。
そして何より、売れるランディングページにするための改善をし続けられているかです。
売れるには売れる理由があります。
売れるランディングページとは、売れるまで改善をし続けられているランディングページだと言えます。
是非、あなたの商品のランディングページも、5つの特徴を持たせて売れるランディングページへと進化させてください。