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【初心者向け】今すぐできるSEO対策の7STEP

今回は、初心者の方でも今すぐにできるSEO対策のやり方をお伝えします。

なんでもそうですが、最初から完璧を目指してもできることは限られます。

特にSEO対策は正解がない施策です。

Googleの評価の仕方が変わったり、他社の対策状況によって変わります。

SEO対策を支援会社に任せて、対策といった対策もされず、毎月の順位レポートをもらってるだけのような企業はたくさんあります。

「SEO対策にコストをかけている=SEO対策している」という勘違いが生まれているのが実情です。

マーケティング使いとして活躍していきたいあなたに、今すぐできるSEO対策のやり方についてお伝えするので、是非実践してみてください。

 

すぐにできる効果的なSEO対策の手順

SEO対策をするためには、webサイトに検索ユーザーの知りたい情報を載せておく必要があります。

評価されるサイトは「ユーザーにとって役に立つコンテンツがある」サイトです。

情報量の少ないサイトよりも、情報量の多いサイトの評価が高くなる傾向があるので、継続的にページを追加していくメディア用サイト、もしくはサイト内ページを用意する必要があります。

SEO対策用のサイトを手に入れたあと、何をしていけば良いのかについてお話しします。

効果的なSEO対策の手順

  1. 対策キーワードをリストアップする
  2. 対策キーワードの優先順位をつける
  3. 材料集めをする
  4. ページを作る
  5. 順位を調べる
  6. 課題を見つける
  7. テコ入れをする

それぞれ解説していきます。

 

SEO対策の手順① 対策キーワードをリストアップする

SEO対策は、キーワードを探すところから始まります。

そもそも検索されているキーワードを選ばなければ、検索結果で1位表示されていてもサイトへの流入が生まれないからです。

たくさんの人が検索しているキーワードで上位表示されていれば、たくさんの見込み客があなたのサイトへ訪れてくれます。

なので、あなたのマーケティングに活用できるキーワードにはどんなものがあるのか、どのキーワードがよく検索されているのかをまず調べます。

SEO対策キーワードの調べ方

SEO対策キーワードを調べる3STEP

  1. 軸となるキーワードを決める
  2. サジェストワードを調べる
  3. 検索ボリュームを調べる

1.軸となるキーワードを決める

まず、検索されるキーワードのメインとなるワードを決めます。

これを「軸ワード」と言います。

これは、あなたの商品が属しているジャンル・カテゴリの名前にします。

例えば

  • ダイエットサプリを販売しているなら「ダイエット」
  • 英会話スクールを運営しているなら「英会話」
  • 人材紹介サービスを提供しているなら「採用」

など。

軸ワードは決まっているわけではないので、どれくらいの大きさの市場でビジネスをしていくのかによって変わります。

より狭い市場でマーケティングしていくなら、

  • 「ダイエット」→「ダイエットサプリ」
  • 「英会話」→「ビジネス英会話」
  • 「採用」→「エンジニア採用」

などになります。

2.サジェストワードを調べる

そして次に、軸ワードの「サジェストワード」を調べます。

サジェストワードとは…そのワードと掛け合わせで検索されているキーワードとして提案されるワード

Googleで検索されているワードは無限にあります。

ですが、サジェストワードを調べることで、よく調べられているキーワードを知ることができるので、キーワード選びを効果的に効率的にできます。

3.検索ボリュームを調べる

次に、Googleが提供している無料ツール「キーワードプランナー」で、サジェストワードの検索ボリュームを調べます。

ここで、どれくらい検索されているキーワードかがわかるようになるので、対策キーワードの優先順位をつける材料が手に入ります。

キーワードのリストアップの方法については、こちらの記事で詳しく紹介しているのでチェックしてみてください⬇︎(サジェストワードの調べ方やキーワードプランナーの使い方も紹介しています)

web集客の基本のキホン|今すぐできる効果的なwebリサーチ法

 

SEO対策の手順② 対策キーワードの優先順位を選ぶ

対策キーワードがリストアップできたら、その中からどのキーワードを優先してページ作成するのかを決めます。

この時点でリストアップされているキーワードはおそらく数百あるので、それを全部ページにするというのは無理があるからです。

優先順位は、「検索ボリューム軸」と「キーワードの意味軸」で検討します。

検索ボリューム軸での優先順位の付け方

「たくさん検索されているキーワードならたくさん流入してくれるから、1番検索されているキーワードから対策しよう!」と思いたくなりますが、これはやめてください。

なぜなら、検索ボリュームの大きいキーワードはSEO対策しづらいキーワードだからです。

検索ボリュームの大きいキーワードは、検索意図の幅広いキーワードと言えます。

検索した人が、どんな情報が欲しくてそのキーワードを検索したのかが分からないので、マッチしたコンテンツを提供しづらくなります。

例えば

「ダイエット」と検索した人は、ダイエットのやり方を知りたかったのか、ダイエットのための運動について知りたかったのか、ダイエットに役立つサプリについて知りたかったのか、その検索の意図が分かりません。

いろんな人の検索意図に対応させようとすると、とても情報量の多いページになってしまいます。

これは読者にとって分かりやすいページとは言えません。

なので、まずは検索ボリュームの比較的少ない、単語が掛け合わされたより具体的なキーワードに対応するページを作ります

例えば

  • ダイエットサプリ→「ダイエットサプリ 飲み方」
  • ビジネス英会話→「ビジネス英会話 独学」
  • エンジニア採用→「エンジニア採用 方法」

など。

検索ボリュームが月に数百回くらいのキーワードが、最初に対策するには程よい大きさのキーワードです。

キーワードの意味軸での優先順位の付け方

対策キーワードリストには、似通った意味のキーワードが複数含まれていることが多いです。

例えば

  • 「ダイエットサプリ 飲み方」「ダイエットサプリ いつ飲む」
  • 「ビジネス英会話 独学」「ビジネス英会話 学び方」
  • 「エンジニア採用 方法」「エンジニア採用 紹介」

など。検索した人が知りたい情報が似通っているものをグルーピングしていく方法です。

キーワードが違っても、そのキーワードに対応するコンテンツが同じであれば、1つの対策キーワードとして捉えて問題ありません。

むしろ似たようなコンテンツがたくさん公開されるよりは、近しい内容や関係する内容が1つのページでコンテンツ化されている方が、読み手にとっては有益になります。

つまり、Googleとしても評価したいページとなります。

なので、似通ったキーワードをグルーピングして、ユーザーの検索意図に応じたコンテンツを作りやすくします。

 

SEO対策の手順③ 材料集めをする

次に、ページを作るための材料を集めます。

SEO対策を意識したページ作りの基本は「自分から始めない」ということです。

「自分が発信する情報は、読者にとって役に立つ情報だ!」と思って、ゼロから書き出すと失敗します。

なぜなら、すでにそのキーワードに対してGoogleの評価を得ているサイトがあるからです。

Googleは文章の意味を元に、サイトを評価しているわけではありません。

含まれているテキストに基づく情報を把握はしています。その他、検索結果のクリック率やページの滞在時間など、ユーザーの行動などを元に総合的に判断をしています。

「よく読まれているサイト=ユーザーにとって良いサイト」という解釈があるので、よく読まれているサイトで書かれている情報と似たような情報であれば、「そのページもおそらくユーザーにとって役に立つコンテンツだろう」という考えがあるのも推測できます。

なので、これからSEO対策を始める人は「今、何が評価されているのか?」をまず知る必要があります

そのために、対策キーワードで検索をして、表示されるサイトで何が書かれているのかを調べなければいけません。

そこで、対策キーワードで検索結果に上位表示されたページの目次をじっくり見てください

目次を見れば、そのページにどんな情報が載っているのかが一目瞭然だからです。

上位のサイト5つくらいを調べれば、どういう情報がGoogleに評価されているか=読者にとって有益なコンテンツかが分かります。

それらをこれから作るページの材料にします。

 

SEO対策の手順④ ページを作る

集めた材料を元にページを作ります。

ここで大事な注意点があります。

それは、集めた材料をそのまま写さないということです。

これは盗作にあたりますし、マナー的にもよろしくありません。

それだけではなく、Googleはコピーコンテンツに対してもペナルティを与えているので、検索エンジンからの評価が得られなくなるので、絶対にやめてください。

はむ師匠
御法度だよ〜

「じゃぁ、どうやって書けばいいの?」と思いますよね。

本文を真似するのではなく、構成を真似してください

何について書いていあるのか?は同じでも問題ありません。

そのテーマに対して、オリジナルのコンテンツを作れば良いからです。

もちろん情報として、同じことについて書くので内容は似通ってきます。

でも文章をゼロから書けば、自ずと表現の仕方は変わりますし、伝え方のニュアンスも変わります。

伝える内容の優先順位なども書き手によっては変わるはずなので、そこに独自性を持たせることができます。

SEO対策用のコンテンツは「何を書くか」は真似て、「どう書くか」はオリジナルにするということがポイントです。

SEO対策コンテンツの書き方のポイント

SEO対策コンテンツの書き方のポイント

  • タイトルにキーワードを含める
  • 内容ごとに段落を分ける
  • 段落ごとに見出しをつける
  • 見出しにキーワードを含める
  • 読みやすいように画像や色分けを活用する

基本は「読者の役に立つコンテンツ」であることなので、そこは忘れないようにしてください。

はむ師匠
情報を再編集するという感じだね〜

 

SEO対策の手順⑤ 順位を調べる

ここからは検証・改善の段階になります。

公開したページは大体3ヶ月程度、早ければ1ヶ月程度で検索結果に現れます。

いきなり検索結果の上位に表示されるということではありません。

検索された時に、50番目とか100番目とかにポッと現れるということです。

もし3ヶ月経っても検索結果に現れていないようなら、手順③からやり直してみてください。

検索順位の調べ方

「順位ってどうやって調べるの?」と思いますよね。

1つ1つ検索して検索結果を調べる方法もありますが、それでは日が暮れてしまいます。

そこで、Googleが無料で提供している「Search Console(通称:サチコ)」を使います。

サチコを使えばどんなキーワードから流入していて、そのキーワードが検索された時に、何番目にそのページが掲載されているのかが簡単に分かります。

Google Search Consoleの使い方についてはいろんなところで紹介されているので、「Search Console 使い方」などで検索してみてください。

SEO順位を調べる注意点

順位自体は日々変動するので、毎日チェックしてもあまり意味がありません。

1ヶ月単位くらいで調べて、以前よりも順位が上がっていればしばらく様子見してください。

順位が下がっていれば、その記事に対してテコ入れをしていきます。

 

SEO対策の手順⑥ 課題を見つける

順位が上がらない、順位が下がっているページがテコ入れ対象です。

順位が上がらない理由は、キーワードに対してコンテンツが不足していることです。

Googleが評価している情報が不足している、つまり検索したユーザーの知りたい内容が十分に提供できていないと言えます。

現在の評価コンテンツを改めてチェックする

検索結果は変化します。

なので、今Googleから評価されているサイトがどんなコンテンツを載せているかを、改めてチェックし直します。

数ヶ月前にチェックしたサイトが今はもう評価されていない可能性もあるので、改めて手順③をやり直すということですね。

具体的には、対策キーワードで上位表示されているサイトの目次にあるコンテンツと、そのページの大体の文字量を調べてください。

集めた情報とあなたの作ったページとを見比べて、不足しているコンテンツは無いか、十分な情報量を提供できているかを確認します。

読み物としての課題を見つける

あと大切なのが、今のページを他の人に読んでもらって、わかりづらいところを指摘してもらうことです。

書き手のあなたはその文章に見慣れているので、フラットな見方ができません。

なので、初めてその文章を読む人に読んでもらうことで、検索した人が読みやすい文章かどうか、調べたキーワードに対応した内容が網羅されているかが分かります。

はむ師匠
客観的な視点を取り入れるのは大事だよ〜

 

SEO対策の手順⑦ テコ入れをする

上位表示されているページとあなたの作ったページとの差を埋めるために、ページを書き換えます。

SEO対策には、どう直せば良いかという答えはありません

なので

対策キーワードで評価されているページと自分のページとの差を探して、差を埋めていく地道な作業をし続けることが、上位表示への道です。

 

【初心者向け】今すぐできるSEO対策の7STEP まとめ

SEO対策は、具体的な答えがない施策です。

ですが、「ユーザーに有益なコンテンツを提供していること」という羅針盤はあります。

その羅針盤が指し示すゴールに向けての7つのステップがあります。

効果的なSEO対策の手順

  1. 対策キーワードをリストアップする
  2. 対策キーワードの優先順位をつける
  3. 材料集めをする
  4. ページを作る
  5. 順位を調べる
  6. 課題を見つける
  7. テコ入れをする

まずはどのキーワードで対策すれば、効果的に効率的にSEO対策できるかを調べます。

あなたの商品が属するジャンルを表す「軸ワード」を決めて、その軸ワードのサジェストワードを調べてください。

サジェストワードの検索ボリュームを調べて、検索量と意味の観点から優先すべき対策キーワードを決めます。

対策キーワードで上位表示されているサイトのコンテンツを調べて、ユーザーにとって有益だとGoogleが評価しているコンテンツの候補を洗い出します。

「何を言うか」は上位掲載サイトのコンテンツを参考にして、「どう言うか」はあなたのオリジナルでページを作ります。

ページ公開から1ヶ月〜3ヶ月経ったタイミングで、公開ページの順位を「Google Search Console」で調べます。

順位が10位以下の場合はテコ入れ対象にしてください。10位以下はほぼ見られないからです。

この段階では複数ページを公開しているはずなので、より検索ボリュームが小さく、順位が低いページからテコ入れしてください。

その時点でどんなコンテンツがGoogleに評価されているのかを調べ直して、あなたのページとの差を埋める作業をします。

大事なのは「ユーザーにとって有益なコンテンツかどうか」なので、内容以外にも読みやすいページになっているか、途中で読むのをやめたくなるような内容になっていないかなどをチェックしてみてください。

この7つの手順に沿って、PDCAサイクルを回し続けることで、ページの評価を高めていき、対策キーワードに対応するページを増やしていきます。

その結果、集客力のあるページが増えて、サイト全体で大きな見込み客の流れを生み出すことに繋がります。

はむ師匠
地道こそ、王道
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はむ師匠

はむ師匠

マーケティングの力でハッピーになれる人を増やすために、マーケティングの知識を発信しているマーケティン熊。 「マーケティングを使える人が増えれば、今よりも世の中は良くなる!」と信じて、大企業からスタートアップ企業まで、今まで100社以上のマーケターにマーケティングの使い方を指導してきている。

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