マーケティングにおいて重要な活動は、広告を使った見込み客の集客です。
広告は最もお金を使うところかつ、最も事業成長インパクトを出せるところなので、私たちマーケターは売れる広告の作り方を知らなければいけません。
「売れる広告バナーデザインの作り方」の記事でも紹介したように、広告は「キャッチコピー×ビジュアル×CTA」で作られます。
その中でも、ターゲットの興味をひき、広告の先にある情報を知りたいと感じさせるために、キャッチコピーが重要な役割を担っています。
今回は、売れる広告キャッチコピーの型を10個紹介します。
型と合わせていくつか使い方例をセットで紹介します。
どれもすぐに使えてインパクトを出せる型なので、是非あなたのビジネスに置き換えて使ってみてください。
目次
売れる広告キャッチコピー 壱の型
「よくある間違い」
使い方例
- 足やせしたい人がやってしまっている間違い(ダイエット商品)
- 自宅選びでやりがちな3つの間違い(住宅販売)
- 売れない営業がやってる間違い(営業研修)
誰も間違いたくないと思っています。
買い物を失敗したくないと感じるから、いろんな商品を比較したり、口コミを見たりして、自分の課題を解決してくれるベストアイテムを探します。
よくある間違いを知ることで、失敗を回避したいと感じるので、その広告に興味を持ってくれるようになります。
売れる広告キャッチコピー 二の型
「もはや●●ではない」
使い方例
- 健康的な人は、もはや運動を最適な方法だとは考えていない(サプリメント)
- 英語を話せる人は、もはや英会話スクールに通ってはいない(オンライン英会話)
- 吸い込むだけではもはや不十分、空気も洗浄する掃除機(掃除機)
人は新しいものに興味を惹かれます。
一般的に言われていること、自分がそう信じていることが古い考え方だと指摘されれば、情報のアップデートをしたいと思います。
古い情報をもとに商品を選んで失敗したくないと感じるので、広告への反応が高まります。
売れる広告キャッチコピー 三の型
「知らないと恥をかく」
使い方例
- 知らないと恥をかく着こなしの仕方(アパレル)
- 知らないと恥をかく最新型スマホ(スマートフォン)
- 知らないと恥をかく集客モデル(コンサルティング)
多くの人は恥を避けたいと思っています。
知らないことを指摘されると恥ずかしいと感じます。
恥をかかないように、知らないことを知っておきたいと思うので、広告の先にある情報に興味を持ってくれます。
売れる広告キャッチコピー 四の型
「●●する前に」
使い方例
- 最新家電を買う前にすべき3つのチェック(家電)
- クレジットカードを申し込む前に確認すること(クレジットカード)
- 太っている人が寝る前にしているダメな習慣(ダイエット)
商品を買う前に自分の知らない情報があると分かれば、知っておきたいと思いますよね。
買い物を失敗したくない感情にアプローチできるキャッチコピーです。
売れる広告キャッチコピー 五の型
「手に入れたくありませんか?」
使い方例
- 赤ちゃんのような肌を手に入れたくありませんか?(スキンケア)
- 今の2倍の売り上げを手に入れたいと思いませんか?(コンサルティング)
- 道ゆく人が二度見するようなスタイルを手に入れたくありませんか?(ボディメイク)
人は、質問をされると答えたくなります。
望む結果を手に入れたくないか?と聞かれれば、「YES!」と答えたくなりますよね。
広告の先にその答えがあるのではないか?と感じるので、広告に興味を示してくれるようになります。
売れる広告キャッチコピー 六の型
「(怠け者・未経験者)が(成功した)」
使い方例
- 好きなものを食べて、5kg痩せた方法(ダイエット)
- 新入社員でも契約が取れるようになる研修(営業研修)
- 寝ている間に、シワを改善(スキンケア)
人が求めているのは解決策です。
でも、その方法が難しく、大変で、高価なものだったら買おうとは思いません。
できるだけ、楽に、簡単に、お買い得なものが欲しいと思っています。
なので、怠け者や未経験者でも結果が出せる方法があると言われると、反応したくなります。
売れる広告キャッチコピー 七の型
「人生を変えた」
使い方例
- 私の人生を変えたファンデーション(コスメ)
- 1万人の人生を変えた本(本)
- 人生を変える1週間(旅行)
人が商品を買うのは、課題を解決するためです。
今何かしらマイナスな状況があり、それをプラスに変えたいと思っています。
その変化によって人生をより良い方向へと導いていくことを願っているので、「人生を変えた」という表現に興味を示してくれます。
私の人生も変わるかもしれない!という期待が高まり、広告の先にある情報を見たくなります。
売れる広告キャッチコピー 八の型
「できるvsできない」
使い方例
- ダイエットに成功する人と失敗する人(ダイエット)
- 優秀な人材を採用できる企業とできない企業(人材)
- 2ヶ月で英語をマスターできる人と日常会話もできない人の違い(英会話)
みんな失敗したくありません。
なので、できる人とできない人の違いを知って、自分はできる人の側に行きたいと思い、広告の先の情報に興味を持ってくれます。
売れる広告キャッチコピー 九の型
「●●よりも効果的」
使い方例
- 食事制限よりも効果的なダイエット法(サプリメント)
- 営業研修よりも効果的なハンドブック(教材)
- エステよりも効果的なスリムアイテム(痩身)
見込み客が効果的だと思っていることよりも、効果的なものがあると伝えることで、興味を引くことができます。
すでに何かしらの商品を使っているとしても、それより効果的な方法を求めています。
効果以外にもより早く、よりお得になる方法があれば知りたいと思って、広告をクリックしたくなります。
売れる広告キャッチコピー 十の型
「ちょっと待ってください!」
使い方例
- ちょっと待ってください!痩せたい人に耳寄りな情報があります(ダイエット)
- 人を採用するのはちょっと待ってください!社員を育てる方が簡単です(研修)
- 自己流のストレッチはちょっと待って!正しく筋肉を動かさないと太ります(トレーニング)
「ちょっと待って!」と言われることで注意を惹かれます。何か決断をしようとしている人は、その決断が正しいものかどうか最後の最後まで不安に感じています。
その時、ちょっと待ってと言われたら、自分の知らない情報があるのではないかと思って広告をクリックしたくなります。
また自分が取り組んでいることに「ちょっと待って!」と言われることで、間違ったやり方をしてしまっているのではないかという不安を感じて、広告の先にある情報を知りたいと感じます。
売れる広告キャチコピー10選!言葉を変えて集客up まとめ
売れる広告には型があります。
アメリカで100年以上前に生まれた「セールスライティング」という技術は、多くの実験を繰り返して、いくつもの型を生み出してきました。
私たち現代のマーケターは、この型を使って先人たちの知恵と実験の結果を使うことができます。
ゼロから生み出すのではなく、磨き上げられた広告の型を使って、ビジネスをどんどん成長させていってください。

辞書のように使うだけではなく、パラパラと見ているだけでも広告のアイデアが浮かんでくるので、常に手元に置いておくと良いですよ!