集客アップは誰もが望んでいることです。
そのために私たちマーケターができることはたくさんあります。
特に大事なのが、人間を理解することです。
人は何を求めて、何を欲しいと感じ、どうすれば行動するのか。
これらを知った上でマーケティング施策を実行すれば、今よりも多くの顧客を集めることができます。
今回は、集客アップに利用できる「広告コピーの使い方のネタ」を3つお伝えします。
目次
買いたくなる広告コピー① 「無料」を使う
「無料」の力は絶大です。
「ほぼ無料」と「無料」との間に大きな差があることを証明した実験を紹介します。
無料の力を証明した実験
安いチョコと高級チョコがあり、安いチョコは1円、高級チョコを15円に設定して、どちらを買うか被験者に聞きました。(わかりやすいようにアレンジしてます)
高級チョコの価格は原価の半分ほどの値段なので、普通に買おうとするともっと高い商品です。
1円の安いチョコvs15円の高級チョコの結果は、4分の3の被験者がありえない価格で買える高級チョコを選びました。
どちらの方が得かを考えれば、この選択肢が選ばれるのは想像できますよね。
でも
両方の価格を1円ずつ下げて14円の無料のチョコvs高級チョコになった時、3分の2以上の被験者が破格の高級チョコよりも、無料のチョコを選びました。
これからも「無料」の持つ力のインパクトがわかると思います。
広告に「無料!」と表示できるように、無料で提供できる商品を作るようにしましょう。
例えば
- ネットで物販をしているなら送料無料
- 無料サンプル
- 無料体験コース
- サポート無料
- 無料相談
など。
こちらの書籍で、この無料の力を始め人間がとる行動の面白さについて、詳しく解説されているので是非参考にしてみてください⬇︎
買いたくなる広告コピー② 「新商品」を使う
「新商品」と聞くと、私たちはそちらへ注意を引かれてしまいます。
新規性は脳の報酬中枢を活性化させることがわかっています。
日用品や食料品、飲料などの商品は定期的にパッケージリニューアルをします。
その度に「新登場」の力を使えるからです。
商品そのものが新しくなっていなくても、見た目の新規性があったり、そこに「新登場」という言葉があるだけで、私たちの好奇心はくすぐられます。
商品やそのパッケージを変えることは難しいということなら、見込み客や顧客に見せるランディングページや広告表現には少なくとも新規性を持たせるようにしてください。
脳は同じものを想定の範囲内で処理しようとします。
なので、常に新しい訴求を作り、新しい表現をすることで、「新登場感」を演出することはできます。
常に見込み客が目にするクリエイティブに新規性を取り入れるようにしてください。

買いたくなる広告コピー③ 形容詞を使う
形容詞を使うことで、商品への興味づけがしやすくなります。
より具体的なイメージを見込み客へ伝えることができるからです。
言葉は頭の中でイメージ化されることで、その意味が鮮明に伝わるようになります。
商品を説明する時に、その特徴を表した言葉が添えられてることで、商品自体やその商品を使った時のイメージをより鮮明に伝えられるようになります。
例えば
ただの「りんご」と伝えられるよりも「青森県産のりんご」と伝えられた方が、美味しいりんごのように感じますよね。
形容詞は具体的にすることで、よりプラスの効果を発揮します。
例えば
「新鮮な」卵よりも、「今朝生まれたばかりの」卵という方が新鮮さが伝わりますよね。
「焼きたての」ピザよりも、「レンガ窯でパリパリに焼き上げた」ピザという方が美味しそうに聞こえますよね。
ポイントは、具体的にすることです。
「新鮮な」「素晴らしい」「素敵な」などの漠然とした形容詞は逆にチープな印象を与えるので、「採れたての」「誰でもすぐに使える」「彼氏に褒められる」などより具体的な描写をするようにしてみてください。
ただ、形容詞が多いと読みづらい文章になります。
読みにくさはネガティブな印象に繋がるので、ここぞというところで使うようにしてください。
集客アップのネタ帳[広告クリエイティブ編]|買いたくなる広告コピーの使い方3選 まとめ
買いたくなる広告コピーにはたくさんの型があります。
今回はその中でも使いやすくて効果的な3つを紹介しました。
買いたくなる広告コピー
- 無料を使う
- 新登場を使う
- 形容詞を使う
「無料」や「新登場」は、人の脳が思わず反応してしまう要素です。
比較的簡単に注目を集めて、商品に興味を持ってもらうことができます。
「形容詞」はイメージをより具体的に伝えるための要素です。
ありきたりな言葉はスルーされます。
なので、目の前にありありとイメージできるような描写、五感に訴えかけるようなリアルな表現にするようにしてください。
表現の仕方次第で見込み客の反応は変わるので、いろんな伝え方をテストしてみることをおすすめします。