実行

仕事の炎上を防ぐ!問題のフレーミングとは?

マーケターの仕事は、設計・実行・改善です。

どんなに素晴らしい企画や計画も、その通りに実行できなければ意味がありません。

事業規模が大きくなり、たくさんのマーケティング施策を同時進行するようになると、チームのマネジメントがマーケターの主な仕事になります。

その時起こるのが「仕事の炎上」です。

小さな問題を放置していたために、気がつけば手が付けられないほどの事態になっていることを経験したことがある人は少なくないでしょう。

今回は、小さなうちに問題を見つけるための「問題のフレーミング」と言う方法についてお伝えします。

この方法を使えば、メンバーが仕事で炎上するリスクを抑えられるだけではなく、自分自身の仕事の炎上も抑えることがでるので是非使ってください。

 

仕事で炎上が生まれる理由

火種の段階で火消しをしていれば、何事もなく済ませられていたことが、早めの火消しをしなかったために、もう取り返しがつかないくらいの炎上に繋がってしまいます。

誰も炎上させたくないと思っているのに炎上が起こってしまう理由は、ミスをした本人が自分でなんとかしようとしてしまうからです。

小さなミスが起こった時、それをなんとか自分で対処しようした結果、間違った判断を積み重ねて、なんともならない状態になり、炎上へと繋がります。

自分ではもうどうしようもない状況になって初めて、マネージャーにヘルプを求めるので炎上してから事が発覚します。

酷いのは炎上していても相談せずに隠そうとしてしまっている場合です。

誰がみても明らかな燃え方をしていることで事態が発覚して、パニックになるという…悲惨w。

火は小さければ小さいほど消しやすく、鎮火後のダメージも少なくて済みます

炎上してしまうと火は消えても、そこにかけた労力や時間、元には戻せない状況という損害が残ります。

カーペットを焦がしただけで済むか、家丸ごと焼失するかは大きな違いです。

悲惨なのは、炎上の火消しをチームでやっている間に、他のことに対応できないでいると、別のところの火種が大きくなり、また新たな炎上を誘発してしまう場合です。

自宅が焼失しただけではなく、近隣の住宅にも被害を及ぼしたような状況ですね…あぁ悲惨w

これがベンチャー企業とかではよくある炎上大連発です(笑)

はむ師匠
火を消すのが仕事になるよね〜

炎上を起こさせない方法

全てのきっかけは、問題をきちんとマネージャーへ共有して、問題が小さいうちに正しい対処をとらなかったメンバーの判断です。

早めに相談していれば、火種のうちに対処できることは多いです。

マネージャーは基本的にメンバーよりも経験を積んでいます。

場数を踏んできているので、火種への対処も基本的にはできます。

メンバーよりも決裁権があるので、取れる対応もいろいろあります。

なので、マネージャーがメンバーの抱えている問題を早めに知ることができれば、たいがいの場合は炎上を未然に食い止めることができます。

ですが、問題は隠されます。

人は問題に対してネガティブに感じているので、それを知られてはいけないと感じる傾向があるからです。

そのことを証明した実験を紹介します。

問題が隠されることを証明した実験

家電量販店で人気の製品を購入するロールプレイングをします。

この製品には問題があります。

その問題を知るために幾つかのパターンで質問をしました。

パターン1

「この製品について説明してもらえますか?」と聞いたところ、販売員の8%が問題点を明かした。

パターン2

「この製品には何も問題はないですよね?」と聞いたところ、販売員の61%が問題点を明かした。

パターン3

「この製品の問題点はなんですか?」と聞いたところ、販売員の89%が問題点を明かした。

この結果から、人は基本的には問題を隠したがる傾向があるとわかります。

問題を隠すことによって、良い面だけをみてもらって、評価を得たいと感じます。

それが炎上を招いている元凶です。

メンバーが抱えている問題を、積極的に話してくれるようになる方法があります。

それが「問題のフレーミング」です。

 

ミスを発見しやすくする問題のフレーミングとは

先ほどの実験からも分かるように、問題がある前提で質問をすれば、問題を聞き出しやすくなります

「問題はどこですか?」と聞かれると、その質問に答えなくてはいけないと感じるからです。

「問題が有るか?無いか?」という問いだと、よりポジティブな面だけを見せようという力が働くので、問題は隠されてしまいます。

なので、一見順調に見えたとしても、「今の問題は何か?」と質問をして、問題が有る前提で考えてもらうようにします。

これを「問題のフレーミング」と呼びます。

「問題は何か?」と聞かれると、頭の中で問題のリストアップが始まります。

自分に都合の良い解釈で、問題ではないと思っていたような小さなものも、「問題か問題でないかと言われると、問題に入るな」と思ったりします。

それによって、本人がたいしたことではないと思っているような火種も、早い段階で見つけることができるようになります。

 

仕事の炎上を防ぐ!問題のフレーミングとは? まとめ

マーケターの業務のメインはマネジメントです。

大規模なマーケティングになればなるほど、関わる人たちが増え、その分問題の量も増えます。

大きな問題は対処に時間もお金も労力もかかります。

なので、できるだけ小さな問題の段階で対処するのが望ましいです。

ですが、多くの問題は隠されます。小さな問題であればあるほど隠されてしまいます。

そこで使えるのが「問題のフレーミング」です。

問題が有る前提で、メンバーに対して状況の共有をしてもらう方法です。

「今何が問題か?」と質問されれば、問題を答えようとする力が働きます。

それにより、小さな問題を早い段階で知ることができます。

仕事をしていれば常に問題はあります。

問題が自然に解決されることは無いので、見て見ぬふりをしていれば必ず問題は大きくなっていきます。

なので、私たちマーケターは「問題のフレーミング」を使って、メンバーから小さな問題をかき集めて、火種のうちに対処するようにしなければいけません。

そして、この「問題のフレーミング」は自分自身の仕事の炎上を避けるためにも使えます。

「今の問題は何か?」と自分の仕事で起こっている問題のリストアップをすれば、大きな失敗を未然に防ぐことができます。

自分自身をマネジメントできることが、良い仕事をするための第一歩なので、是非「問題のフレーミング」を使って、より良い仕事に取り組んでください!

 

 

  • この記事を書いた人
はむ師匠

はむ師匠

マーケティングの力でハッピーになれる人を増やすために、マーケティングの知識を発信しているマーケティン熊。 「マーケティングを使える人が増えれば、今よりも世の中は良くなる!」と信じて、大企業からスタートアップ企業まで、今まで100社以上のマーケターにマーケティングの使い方を指導してきている。

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