web集客していますか?
とりあえず広告代理店に任せているという企業は多いです。
いろんな広告のやり方はありますが、「検索広告」と「ディスプレイ広告」はやっているという企業がほとんどだと思います。
今回は、ディスプレイ広告の集客力を高めるバナー広告のデザインの作り方について紹介します。
広告代理店に広告運用を任せている人も、この知識を持っていれば具体的な指示を出すことができるようになります。
そうすることで、今よりもたくさんの顧客を増やすことができるようになるので、ぜひ最後まで読んでいただき実践してください。
目次
バナー広告とは
バナー広告とは、ディスプレイ広告の広告クリエイティブとして使われる広告素材です、画像が表示されるタイプの広告です。
昔は横長サイズのものが主流だったので、その名残で今でも「バナー広告」と呼ばれています。
最近は正方形のものや若干横長のものが主流ですが、一般的に「バナー広告」と呼ばれることがまだ多いので、この記事でも「バナー広告」として扱っていきます。
バナー広告のタイプ
バナー広告のタイプには大きく2つあります。
「通常バナー」と「レスポンシブ広告」と呼ばれるものです。
通常バナーは、画像と文字で作られた1枚の画像を、媒体枠のサイズに合わせて作成して配信するものです。
昔からあるタイプのweb広告の形です。
レスポンシブ広告は、画像とテキストを用意すれば、あとは自動で組み合わせて配信されるものです。
比較的新しく登場して、主流になっているweb広告の形です。
web上にはいろんなサイズの媒体枠があります。
通常バナーの場合、それぞれのサイズに合わせたバナー広告を作って入稿しなければいけないため、かなりの手間になります。
ですがレスポンシブ広告だと、画像とテキストを入れるだけで複数の媒体枠に配信できるので、かなり楽になります。
媒体枠もレスポンシブ配信するものが多くなっているので、最近ではレスポンシブ広告をメインで使うことが多くなっています。
レスポンシブ広告のデザインの注意点
注意すべき点は、媒体によってはレスポンシブ広告の画像に入れられる文字量に制限があることです。
例えば
- Googleのディスプレイ広告の場合は、画像サイズの20%以下の面積しか文字は入れられないことになっています
- Facebook広告は文字量を多くしても配信できますが、画像の20%以下サイズにした方がより積極的に配信されたりします
- Yahoo!のディスプレイ広告の場合は、通常バナーのように文字をガンガン入れても配信してくれます
媒体ごとに画像を作り分けるのは大変なので、レスポンシブ広告をデザインする時は、画像に文字を入れるとしても20%以下のサイズにしておくと、どの媒体でも使えるのでおすすめです。
広告画像に文字を入れた方が良いかどうかはモノによるので、どちらも実験してみると良いです。
ディスプレイ広告については、こちらの記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください⬇︎
バナー広告のデザインに必要な3つの要素
バナー広告をデザインする時、考えなければいけないパーツは3つです。
バナー広告のデザイン要素
- キャッチコピー
- ビジュアル
- CTA
この3つのパーツの組み合わせで、広告バナーはデザインされます。
まずはそれぞれどんなパーツなのかについて解説していきます。
バナー広告のデザイン要素① キャッチコピー
広告は注目を集めてナンボです。
私たちは、基本的に広告はスルーするようにプログラムされています。
なので、広告に書かれている内容で、見込み客の注意を引いて、興味を向かせなければいけません。
人が意味を受け取るのは言葉によってです。
何か映像を見たとしても、その意味を頭の中で言葉にしていると思います。
なので、キャッチコピーは広告の最も重要なパーツだと言えます。
例えば
どちらの方が注意を引かれますか?
- 難消化性デキストリン配合!
- 血中中性脂肪の上昇を抑える!
もしあなたが中性脂肪を気にしている人なら、2.のキャッチコピーの方に興味が湧くと思います。
キャッチコピーの作り方には色々とパターンがありますが、まずはこの方法だけ覚えておいていただければ大丈夫です。
キャッチコピーの極意
ベネフィットを伝える
ベネフィット…メリット、利便性。商品を使うことで手に入れる結果のこと。
顧客は課題を解決するために商品を買います。
「あなたの課題が解決する」「その悩みが解消する」という情報には敏感なので、広告バナーのキャッチコピーに「●●になれる」と書いてあれば、思わず見てしまいます。
よくあるパッと見で意味が伝わらない造語や思わせぶりなコピーなどは、見込み客の注意を引くには弱いので、最初の段階ではやめておいてください。
バナー広告のデザイン要素② ビジュアル
見込み客が広告に興味を引くかどうかを決めるのはキャッチコピーの力でした。
でも、そもそも広告に気づいてもらえなければ、キャッチコピーも読んでもらえません。
そこで重要になるのがビジュアルです。
文字よりも画像や映像の方が人の注意を引きやすいからです。
広告バナーでは画像が、その広告を見るかどうかを決めるための重要な役割を担います。
人の目を引きつける画像を選ぶようにしてください。
例えば
- 人の顔(特に赤ちゃんの顔に人は反応します)
- 商品パッケージ
- 商品の使用シーン
- 見込み客が好きなもの
- キャッチコピーの内容をイメージしたもの
など。
キャンペーンを訴求したいときは、商品画像を前面に押し出すと、キャンペーンに反応する人を増やしやすくなります。
ですが、THE広告な見え方をするので、スルーされる可能性が高くなります。
スルーされにくくするためには、商品画像以外の画像を使うようにしてください。
媒体によっては、画像が小さく文字の方がより目立つ形式の広告枠もあるので、実際に広告が掲載されるページを見て、画像とテキストどちらの方がより目に飛び込んで来やすいかをチェックして、重視する方を決めると良いですよ。
バナー広告のデザイン要素③ CTA
CTAとは「コールトゥアクション」の略で、行動を促すためのメッセージだと考えてください。
広告を見た人にとってほしい行動を示して、広告をタップしてもらいやすくするパーツです。
例えば
- 今すぐクリック
- 申し込みページはこちら
- お得に始めるなら今
- 無料トライアルに参加する
- 詳しく見る
などです。
クリックやタップをした先に何があるのかが示されていたり、その行動を取ることで何が手に入るのかを示したりします。
ポイントは、「買い手側の言葉にすること」です。
例えば
- 「お申し込みページはこちら」は、売り手側の言葉です
- 「クリックして申し込む」は、買い手側の言葉です
人は誰かに指示されると、その通りに動きたくないと感じる傾向があります。
なので、自分の意思と判断で行動をしたいと思っています。
行動喚起も売り手側のメッセージではなく、買い手側のメッセージにすることで、積極的に行動しやすくなり、ランディングページへ誘導する力が高まります。
売れるバナー広告デザインを見つける方法
売れるバナー広告デザインを見つけるためには、とにかく実験を繰り返すしかありません。
AパターンとBパターンの広告デザインを同時に配信して、どちらの方がより高いパフォーマンスが出せるかを調べ続けることで、どんどん良い方向へとデザインが仕上がっていきます。
具体的なやり方は
- 人の注意を引きつけるビジュアルテスト
- 人の興味を引き出すキャッチコピーテスト
- 人の行動を促すCTAテスト
この3つに取り組んでください。
ポイントは、「それぞれの要素を同時にテストしない」ということです。
ビジュアルのパターンをテストするなら、キャッチコピーやCTAは変えないでください。
全て変えてしまうと、どの要素が理由で反応してもらえたのかが分からなくなるからです。
キャッチコピーとCTAが同じで、ビジュアルだけ違う広告を配信していた時、Aパターンの方がBパターンよりも反応が高ければ、Aパターンで使ったビジュアルの方が、より見込み客の注意を引けたと考えられます。
次は別のビジュアルで改めてテストをしたり、ビジュアルは固定してキャッチコピーをテストしたりしながら、ベストマッチを探していきます。
これをひたすらやり続けることで、顧客になりやすい見込み客をどんどんと集めることができるようになります。
売れるバナー広告デザインを見つけるために大事なこと
バナー広告を作るときに大切なことは、「細かな修正に時間をかけないこと」です。
なぜならターゲットの反応をとるためにやる広告なので、実際に広告を出してみないと良し悪しが分からないからです。
正直、バナー広告をくまなく見る人はいません。
広告運用している人か、よっぽどのマニアかです。
ほとんどの人がキャチコピーやビジュアルの大まかな内容で、タップするかどうかを決めています。
なので、「ちょっと隙間が気になる…」「こっちの色はどうだろう…」と細かく何度も何度も手直しをしてもあまり意味がありません。
私たちマーケターは作品を作っているのではなく、反応の取れる広告デザインを作っています。
そのためには、いち早く実際に広告配信をして、ターゲットからの反応を元に、次の打ち手を考えて実行していかなければいけません。
トライした数だけ、成功へと近づきます。
なので、常に検証と改善を繰り返すようにしてください。
売れるバナー広告のデザインの作り方【完全保存版】 まとめ
売れるバナー広告デザインを作るために知っておいていただきたい3つの要素についてお話ししました。
バナー広告のデザイン要素
- キャッチコピー
- ビジュアル
- CTA
「キャッチコピー」は広告に気づいた見込み客が、広告の先に行くかどうかを決める理由となるパーツです。
「こう変われる」というベネフィットを伝えることで、見込み客の興味を引くことができます。
広告に気づいてもらうために必要なパーツが「ビジュアル」です。
画像や映像は人の注意を引きつけます。
見込み客の求めている変化や、それをもたらす商品、商品を使っているシーンなどを描いて、見込み客の注意を引いてください。
全く関係のないビジュアルで注目を集める方法もありますが、見込み客ではない人の注目を集めてしまうことにもなるので、効率的な広告運用がしたいと考えているマーケターにとっては、避けた方が良いやり方です。
CTAとはコールトゥアクションの略で、見込み客の行動を促すためのパーツです。
誘導先に何があるのかを示すことで、より詳しく知りたい人や、購入などのアクションを取りたい人の行動するきっかけを作ります。
この3つのパーツの組み合わせをテストしていくことで、売れる広告バナーデザインに仕上げていきます。
テストのポイントは、変える要素は1つずつにするということです。
複数の要素を同時に変えてしまうと、良い結果も悪い結果も何が影響して起こったのかがわかりにくくなるからです。
やるべきことはシンプルなので、1つずつ行動を積み重ねて、売れる広告バナーのデザインを見つけてください。