集客アップは誰もが望んでいることです。
そのために私たちマーケターができることはたくさんあります。
特に大事なのが、人間を理解することです。
人は何を求めて、何を欲しいと感じ、どうすれば行動するのか。
これらを知った上でマーケティング施策を実行すれば、今よりも多くの顧客を集めることができます。
今回は、集客アップに利用できる「広告アイデアの作り方」をお伝えします。
目次
結論、アイデアとは新しい組み合わせ
アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせでしかありません。
「良いアイデアが浮かばない…」
こう悩んでいるマーケターは多いです。
成功してるマーケティングには必ずアイデアがあります。
あなたも成功事例を見て、「なんだ、そんなことで!?」「確かに!うまいな〜!」と感じることがあると思います。
後から聞けば自分でも思いつきそうなアイデアって多いですよね。
「なんで自分には思いつかなかったんだろう…」と感じたりすると思います。
実はアイデアを出せる人となかなか出せない人との違いは、「アイデアの作り方」を知っているかどうかの違いだけです。
そんなことはありません。
アイデアを出せる人はいくつもアイデアを出しますよね。
だから、生まれ持った才能じゃないの?と思いたい気持ちもわかります。
確かに要素と要素を組み合わせることに関しては、人によって組み合わせ方が変わるので、そこに才能の違いがあるのは確かです。
でもアイデアには作り方があり、誰でもこの手順に沿ってやれば、アイデアを作ることができます。
「アイデアの作り方」は、ジェームス・W・ヤングさんという広告業界の巨匠が「アイデアをどうやって手に入れるのか?」という質問への解答として、研究しまとめたものです。
アイデアの作り方の5STEP
- 資料を集める
- 小分けに整理する
- 放置する
- キャッチする
- 実行に落とし込む
僕の解釈を交えて解説していきます。
買いたくなる広告アイデアを作る5つのSTEP①
広告アイデアを作るSTEP1つ目は「資料を集める」です。
アイデアは既にある要素と要素の新しい組み合わせから生まれます。
なので、まず材料となる要素を集める必要があります。
アイデアを出せる人と出せない人の圧倒的な差は、アイデアの材料となる情報量の多さです。
たくさんの要素がなければ、新しい組み合わせを見つけることはできません。
そのために、他の人が持っていない材料をたくさん手に入れる必要があります。
集める資料には大きく2つあります。
1つは「ビジネスに関係する資料」で、もう1つは「一般的な資料」です。
ビジネスに関係する資料とは
- 商品の特徴
- 製造方法
- 作り手
- 売り手
などの販売するものに関する情報のことや、
- 見込み客のプロフィール
- 生活
- 課題
- 価値観
- 状態
などの販売する相手に関する情報のことです。
一般的な資料とは
- 教養
- 世の中のトレンド
- 人間心理
など、直接ビジネスに関係のない幅広い知識に関する情報のことです。
これらの資料が多ければ多いほど、新しい組み合わせが生まれやすくなります。
資料の集め方は
- 本を読む
- ニュースを見る
- 記事を読む
- 人に話を聞く
などがあり、特に「人に話を聞く」は有効な資料集めの方法とされています。
「人に話を聞く」のが有効な理由
マーケティングにおいては、商品を売る相手を決めるために、ペルソナという1人の人物を作ります。
ペルソナがより具体的で、実在する人物像に近ければ近いほど、その人に対して行うマーケティング施策や届けるメッセージも具体的になります。
結果、より高い反応を得ることができて、購買に繋げることができます。
効果的なペルソナにするためには、幅広い情報を集めるのではなく、深い情報を集める必要があります。
そのために、「人に話を聞く」ことが有効になります。
幅広く集める情報については、自分自身が思わず見てしまったり、何か気になった情報をとにかく収集するようにしてください。
オススメ
スクラップブックを作るのもおすすめですが、僕はSNSでシェアするようにしています。
後から自分の投稿を振り返れば、アイデアの種を見つけることができるのでオススメです!
情報を集めることは面倒な作業です。
いざやろうとしてもすぐに疲れてしまうような雑務です。
なので、ほとんどの人がこの資料集めを十分にできていません。
だからアイデアがなかなか出ず、「良いアイデア出ないかな〜」と祈っているばかりです。
アイデアマンだと思われている人たちを想像してみてください。
みなさんいろんなことを知ってますよね?
それくらいインプットを大量にしているということです。
日頃、目についた情報を保存する仕組みを取り入れるようにして、常に資料集めをする習慣を身につけるようにしてください。
買いたくなる広告アイデアを作る5つのSTEP②
アイデアを作るSTEP2つ目は「小分けに整理する」です。
資料が集まったら、次はそれをアイデアの種として整理して保管しておきます。
1つの情報をそのまま保存するのではなく、自分としてどう読み取ったのか、どんな役に立つのか、自分ならどうするかなど、いろんな見方をして、それぞれコメントを書き出します。
本書では、カードに書いて保管することをオススメしていますが、スマホのメモでも良いですし、SNSの投稿でも構いません。
自分が後から取り出せる形、いつでも好きな時に意図せず、アイデアの種に触れられる状態であれば大丈夫です。
僕も広告のクリエイティブなどは、気になった画像をスクショしてPintarestに投稿しています。
ジャンル別のボードで管理しているので、新しいクリエイティブを作るときに商品に合わせたアイデアの種を探すことができます。
情報を集めるだけで満足してしまう人もたくさんいます。
情報は使えなければただの時間と労力の無駄遣いです。
なので、塊ではなく細かく分解して、いろんなものに使えるネタにしておくことが大切です。
ぜひ、集めた情報に自分なりの見方をプラスして、いつでも取り出せるネタ帳を作るようにしてください。
買いたくなる広告アイデアを作る5つのSTEP③
アイデアを作るSTEPの3つめは「放置する」です。
アイデアは考えるものではなく、思いつくものだからです。
何か全く別のことをしているときに、ふと降りてくるものです。
なので、集めた資料や小分けにしたネタのことは忘れて、普通に過ごしましょう。
買いたくなる広告アイデアを作る5つのSTEP④
アイデアを作るSTEPの4つ目は「キャッチする」です。
材料を集めて、小分けにしたネタを寝かしている間に、あなたが解決したい課題について考えるようにしてください。
すると、自分の中にあるネタを引き出して、新しい組み合わせが生まれやすくなります。
アイデアのことを忘れて過ごしていると、ふと「そういうことか!」「これでいいんだ!」「こうすればいいんじゃないの?」というものが降りてきます。
その時、それをしっかりと捕まえるようにしてください。
時間が経つと瞬間的な発見はすぐに忘れ去れてしまうからです。
枕元にメモ帳を置いているという人もいますが、ぼんやりとしたアイデアのカケラをしっかりと記憶しておくために効果的です。
買いたくなる広告アイデアを作る5つのSTEP⑤
アイデアを作るSTEPの最後は、「実行に落とし込む」です。
多くのアイデアが実行されないために実現されず、ただの妄想で終わってしまっています。
なので、どう実現させるかを考えて実行に移してください。
実行しようとすると、実現可能性が全くなかったり、全然良いアイデアではなかったと感じることもあります。
では、他にどんなやり方をすれば良いアイデアにできるのかを考えて、トライ&エラーしていくことが大切です。
アイデアマンだと思われている人は、単にいろんな発想ができるだけの人ではありません。
それを実現させる実行力がなければ、アイデア自体が人に知られる形で残らないので、実行力がとてつもなくある人たちだと言えます。
集客アップのネタ帳[アイデア編]|買いたくなる広告アイデアの作り方 まとめ
アイデアは既にある要素の新しい組み合わせでできます。
限られた人だけが持つ特別な才能ではなく、実行によって身につけられるスキルです。
広告に限らず、アイデアの作り方には手順があります。
アイデアの作り方の5STEP
- 資料を集める
- 小分けに整理する
- 放置する
- キャッチする
- 実行に落とし込む
アイデアの元となる情報を大量に集めます。
同じジャンルの情報の組み合わせは、いろんな人がいろんなところでしてしまっています。
アイデアを手に入れたいと思っているあなたは、他の人が組み合わせないような要素の組み合わせを発見する必要があります。
なので、「ビジネスに関わる情報」と「一般的な知識に関わる情報」の2つを集めるようにしてください。
どちらか一方では、新しい要素の組み合わせができないからです。
そして、集めた情報をあなた独自の切り口で小分けにして整理します。
これが「アイデアのネタ」となるものです。
そして、しばらく放置することで、アイデアのネタを熟成させます。
すると、何か別のことをしているときに、ふと新しい組み合わせが舞い降りてきます。
それをしっかりとキャッチして、あとはそのアイデアを実現するための実行に落とし込んでいきます。
実行できなければ、アイデアを具現化することはできません。
なので、アイデア作りのSTEPの最終段階に、実行があるのは理解ができます。
是非、アイデアの作り方の5STEPを使って、アイデア作りをしてみてください。
アイデアの作り方について、詳しく知りたい方は、こちらの本も是非読んでみてください⬇︎
ページ数が少ないのですぐに読めます。