集客アップは誰もが望んでいることです。
そのために私たちマーケターができることはたくさんあります。
特に大事なのが、人間を理解することです。
人は何を求めて、何を欲しいと感じ、どうすれば行動するのか。
これらを知った上でマーケティング施策を実行すれば、今よりも多くの顧客を集めることができます。
今回は、集客アップに利用できる「商品開発についてのネタ」を3つお伝えします。
機能的な話ではなく、人間の五感へのアプローチを意識したアイデアをまとめました。
ちょっとしたクイズもあるので、ぜひ楽しく読んでください。
目次
買いたくなる商品開発の方法① 独自の匂いを持つ
人の感覚を刺激するのにニオイはうってつけです。
ニオイで記憶が思い出される経験をしたことがある人は多いと思います。
嗅覚は、感情の中枢である大脳辺縁系に直結してるために、ニオイが記憶を呼び起こすことがあるという話があります。
スターバックス好きの人は、店内に一歩足を踏み入れた時のあの香りを嗅いだ瞬間に、ゆったりとリラックスした気分になると思います。
誰かが買ってきたスターバックスラテの香りを嗅いだだけで、スターバックスのことを思い出し、自分も買いに行こうとしたくなります。
Macユーザーなら共感してもらえると思いますが、箱から出した時のなんと表現していいかわからないあの匂いを嗅ぐと、今から新しい体験が始まるんだというワクワク感が止まらなくなりますよね。
驚くことにニオイは、その商品のことを思い出させるだけではなく、その効果をプラスに感じさせる影響があることもわかっています。
シャンプーの香りを変えただけで、「泡立ちが良くなった」「すすぎがしやすくなった」「髪のツヤが良くなった」と感じる人がいたという実験結果があります。
ニオイが商品の機能にまで影響すると聞けば、どれほどニオイが重要な役割を担っているかがわかりますよね。
パッケージなのか、中身なのか、店内なのか、担当する人なのか、商品に統一した匂いをつけられないか考えてみてください。
買いたくなる商品開発の方法② 心地よくなるBGMを流す
店舗で販売したりサービス提供したりするビジネスには使える方法です。
ワインショップで、フランスの音楽をかけたらフランスワインが売れ、ドイツの音楽をかけたらドイツワインが売れたという実験結果があります。
心地よいBGMが流れていると、人は長い列や長い待ち時間に耐えることができるということもわかっています。
それくらい、BGMは人の行動を左右する力を持っています。
お店で飲むコーヒーと家で飲むコーヒーは、品質的には同じでも美味しさに違いを感じるそうです。
ネスプレッソが行った調査で、店舗の環境がエスプレッソを飲む時の経験の60%を左右していることがわかりました。
同じ品質のコーヒーを家で飲んでも、40%程度の満足度しか得られないということです。
味で評価しているようで、実際にはお店の雰囲気、お店の匂い、お店の音楽、お店で触れるソファやテーブル、スタッフの応対、そこにいる他の客の様子など、いろんな環境要素からの影響を受けて、味というものを評価していることがわかります。
アクティブになってもらいたいならアップテンポの曲、リラックスしてもらいたいならスローテンポの曲をBGMに使えば、顧客はあなたの商品の価値をより高く感じてくれるようになります。
ただ、BGMがうるさくならないようには注意してくださいね。
買いたくなる商品開発の方法③ ブランド音を作る
その音楽や音を聞くことで、ブランドをイメージしてしまうような音があれば、顧客の注意を引くことができます。
TVCMなどではCMの始めや終わりに、そのブランドの共通する短いテーマ曲が流れることがあると思います。
サウンドロゴと呼ばれるものですが、有名なものだとその音を聞くだけでどのブランドかわかります。
では、突然ですが!
サウンドロゴクイズー!
どこかで聞いたことがあるものを揃えてたので、是非答えてみてください!
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全てわかりましたか?
7問全てわかったあなたはサウンドロゴ王です!
1.マクドナルド
2.PlayStation
3.Netflix
4.ファミリーマート
5.Intel
6.Macintosh
7.Windows XP
でした!
名前を出さなくても、ロゴを見せられなくても、そのブランドだとわかりますよね。
覚えてもらう、思い出してもらうことが商品を売るためには必要な要素なので、音にもこだわってみてください。
※サウンドロゴはこちらのサイトから引用させていただきました。他にもいろんなサウンドロゴが紹介されているので、気になった方は是非チェックしてみてください(https://blog.btrax.com/jp/sound-logo/)
集客アップのネタ帳[商品開発編]|買いたくなる商品企画の方法3選 まとめ
人は五感を使って、いろんな情報を受け取って、評価をしています。
商品にも五感に影響を与える要素を組み込むことで、より注目されて、買ってもらいやすい商品にすることができます。
買いたくなる商品企画のネタとして3つ紹介しました。
- 独特の匂いを持つ
- 心地よくなるBGMを流す
- ブランド音を作る
どれも主役ではないものの、顧客が商品を知るきっかけだったり、思い出すきっかけになる要素です。
どれも、1回やっただけで何か効果を発揮するものではありません。
地道に届け続けることで、顧客の中に染み付いていくものです。
逆にコロコロと変えてしまうと、顧客の中で定着せず、逆にイメージを分散させてしまうことに繋がり、逆効果となってしまうので注意してください。