マーケターとして常にスキルアップを目指していると思います。
でも、なかなかスキルが身につかないと感じていませんか?
やることはわかっているけど、なかなかうまくできない、続かない、気がつけばやめてしまっている…
年末年始とか、期の始まりとか、誕生日とかに、「よし!今年はこれができるようになるぞ!」と奮起したことってありますよね。
でも、3ヶ月もすればすっかり忘れてしまっていることはよくあると思います。
これはあなたのやる気がないとか、あなたがダメな奴だとかそういうことではありません。
全ては習慣化の力を使えていないことが原因です。
今回は、習慣化の力を利用してスキルアップする方法をお伝えします。
目次
スキルアップの原理原則
スキルとは何かができる能力のことです。
スキルは実行の積み重ねによって身につきます。
例えば
赤ちゃんには歩くスキルはありません。
でも歩こうとし続けることで、力の入れ方が掴めてきたり、バランスの取り方を身体で覚えたりして、歩けるようになります。
これがスキルが身についた状態です。
実行し続ければ、スキルが身につきます。
大人になるとスキルが身につきにくくなります。
その理由は、実行をし続けられないからです。
スキルを身につけるということは、できないことをやるということです。
できないことができるようになった時、スキルが身についたと言えます。
大人はいろんなことができます。
なので、できない壁にぶつかった時、そんな自分を見るのが嫌に感じます。
できないことに向き合わず、できることをやっていた方が楽なので、できないことから目を背けたくなります。
その結果、実行し続けることができず、スキルが身につかないままになってしまいます。
また、「他にもっと良いやり方があるのではないか?」と思って、情報を集めたり吟味したりすることに時間を使いがちで、なかなか実行できない人も多いです。
子供の頃にいろんなスキルが身につくのは、できない自分を恥ずかしいと思ったりするよりも、できるようになりたい!という意思の方が強いからです。
他にやり方を知らないから、できるまでとことんやり続けるのでスキルが身につきます。
私たちが抱える「実行できない」問題を解決してくれるのが習慣化です。
スキルアップに使える習慣化の力とは
習慣とは、日々の決まり切った行動のことです。
やることが当たり前になっている時、習慣になっていると言えます。
例えば
- お風呂に入る
- 歯磨きをする
- 朝ニュースアプリを見る
など。
予定表に書き込まなくてもやっている行動は、習慣化された行動です。
スキルアップに必要な行動を習慣化することで、実行し続けられる状態を作ります。
その結果、スキルが身に付きます。
習慣化できていない時は、「やらないと…」と思ってやっています。
習慣化できている時は、「よし、やるか!」と思ってやったり、特に意識せずにやっていたりします。
「やらなければいけないこと」から「やること」に変わった時、習慣化できたと言えます。
例えば
歯磨きを覚えたての子供の場合は、「歯磨きをしなければいけない…」と思いながら歯磨きをしています。
社会人になりたての人の場合は、「毎朝、世の中の情報をチェックしなければいけない…」と思いながらニュースを見ています。
でもやり続けることでその行動が当たり前になり、歯磨きするスキルが身につき、インプットするスキルが身につきます。
そして、意識せずに歯磨きをしたり、ニュースをチェックしたりできるようになります。
なので習慣を身につければ、私たちがマーケティングに活かすスキルを身につけることもできるということです。
スキルアップのための習慣化の力を鍛える方法があるのでお話しします。
スキルアップのための習慣化の力を鍛える方法
「私はサボり癖があるから…」「いつも続かない…」と思っている人も安心してください。
習慣化の力もまた1つのスキルです。
スキルは訓練によって身につけられます。
習慣化の力を鍛える3つの方法についてお伝えします。
習慣化の力を鍛える3つの方法
- 毎日やる
- 予定を押さえる
- とにかくやる
この3つができれば、習慣化の力は身に付けられます。
それぞれ解説していきます。
スキルアップのための習慣化の力を鍛える方法① 「毎日やる」
習慣とは、日々の決まり切った行動のことでした。
「日々の」とついているように、毎日やらないことは習慣とは言えません。
例えば
- 3日に1回歯磨きしている
- お風呂は週に1回入っている
- 月に1冊本を読んでいる
など。
習慣になっていることは毎日やっていることです。
なので、スキルを身につけるための行動も毎日することが大事になります。
なぜ毎日することが大事なのかというと、実行の回数が増やせるからです。
例えば
週に1回やる時は、年に54回です。
毎日やる時は、年に365回です。
実行し続けることがスキルアップの必須条件です。
なので、実行の回数を増やすために毎日やることが大切です。
毎日やることの最大のメリット
あと、毎日やることの最大のメリットが、「やるか、やらないか」を考えなくてよくなることです。
週に1回やることにしていると、「明日でもいいか」となりがちです。
そうしている内にズルズルとやらないことが当たり前になり、やらなくなってしまいます。
でも、毎日やることにしていれば、やるかどうかを迷わなくなります。
やらない理由を作ることもできなくなるので、やり続ける力が働くようになります。
人は楽を求めています。
できないことをやるのは楽なことではありません。
なので、楽な方向への道を塞ぐためにも、毎日やることを前提にするのが効果的です。
スキルアップのための習慣化の力を鍛える方法② 「予定を押さえる」
毎日のスケジュールに、スキルアップのための行動予定を書き込みます。
「毎日やるのだからわざわざ書かなくても良いのではないか?」と思うかもしれませんが、あえて時間を確保することで「やろう」と思う力が働きます。
予定されていることをやらなかったとしたら、やっていないことは明らかです。
習慣化の力を手に入れるために、最初はやらなければいけない状況を作って、自分に対してプレッシャーをかけることが大切です。
ですが、多くの人がすでにたくさんの予定で1日が埋まっています。
新たに確保できる時間がないよ!と言う方は多いと思います。
そこでおすすめの方法があります。
習慣化を加速させる「IF〜THENの法則」
それは、何かのついでにやると言う予定を組み込むことです。
例えば
- 移動時間にニュースアプリを見る
- ご飯を食べながら本を読む
- ためになった情報があれば一言コメントをつけてシェアする
など。
これを「IF〜THENの法則」と呼びます。
IF〜THENの法則…「もし〜なら、〜をする」というルールを作るやり方。
すでに習慣化されている行動をトリガーにして、新しく習慣化したい行動を実行するようにすれば、実行できないことが減ります。
時間をとってやろうとすると、毎回やるかどうかを決めてから実行することになります。
人間の意思は弱く、常に楽できる方を選ぶので、やるかどうかの判断をさせると「ちょっと今日は疲れたから…」「他の予定が入ったから…」などと、都合の良い理由を並べてやらないことを選びがちです。
なので、やるかどうかを判断させないために、IF〜THENの法則を使って「もし〜なら、〜する」というルールを作り、やるしかない状況を作ります。
どんなスキルを身につけたいのかによってとる行動は変わりますが、日々の生活の中で並行作業できることはいろいろあります。
スキルアップのための習慣化の力を鍛える方法③ 「とにかくやる」
スキルアップできる人とできない人の違いはここにあります。
できない自分を受け入れて、できないなりにやれるかどうかで、習慣化できるかどうかが決まります。
例えば
子供がうまくしゃべれないからと言って、しゃべることをやめてしまったら、一生しゃべれるようにはなりません。
大人が英語を学ぼうとする時、うまく話せないからと話すことをためらいがちです。なので、多くの人が英語を話せるようになりません。
これからできるようになろうとしていることが、できないのは当たり前です。
できるようになるために今やっている、ということを忘れないようにしてください。
子供が立ち上がり、歩けるようになり、話せるようになるためには、何度も何度も失敗します。
下手なりにやり続けたから、できるようになります。
なので、質は気にせずやり続けるようにしてください。
毎日やり続ければ、1年で365回のPDCAが回せるということです。
365回も改善を繰り返していれば、必ずうまくできるようになります。
これが習慣化の力です。
マーケターがスキルアップするための習慣化の力 まとめ
スキルアップのためには、できるようになるまで実行が必要です。
それができないから、多くの人がスキルアップできずに悩んでいます。
習慣化の力を使えば、実行を増やして、スキルを身につけることができます。
習慣化の力も1つのスキルです。
スキルは訓練すれば身につけられるので、習慣化の力も訓練によって身につけられます。
習慣化の力を鍛える3つの方法
- 毎日やる
- 予定を押さえる
- とにかくやる
習慣化の力を鍛える3つの方法① 「毎日やる」
習慣とは、日々の決まった行動のことです。
毎日やることが習慣だと言えます。
毎日すると決めることで、やるかどうかを悩む必要がなくなります。
やる以外の選択肢をなくすことで、やり続けることができます。
毎日やることで、実行の回数を増やせます。
PDCAを多く早く回せるようになるため、スキルアップしやすくなります。
スキルアップのための習慣化の力を鍛える方法② 「予定を押さえる」
また、実行することから逃げさせないために、スケジュールを押さえます。
「やる」ということが可視化されていれば、やらなかった時にその事実を目の当たりにすることになります。
自分自身にプレッシャーをかけることで、実行させやすい状況を作ります。
なかなか時間を確保しづらいという人には、「IF〜THENの法則」がおすすめです。
何か日常的に行っているアクションに、スキルアップのための実行をプラスする方法です。
「何かのついでにやる」という決め事をすることで、実行させやすい状況を作ることができます。
スキルアップのための習慣化の力を鍛える方法③ 「とにかくやる」
そして最も大事なのが、「質を気にせずにやる」ということです。
うまくやろうとするとやれなくなるので、「うまくなくてもいいからやる」を目的にして実行することです。
少しでも良いので、実行を続けることが大切です。
毎日やれば、少しずつ良くなっていきます。
毎日やるから、改善の回数が増えていきます。
少しずつうまくできるようになっていくから、続けていけます。
成果が見えてからは、やることの辛さは和らいでいきます。
最初はうまくいかなくても、やり続けることでうまくできるようになります。
これは「スキルアップの原理原則」です。
なので、やらない理由を作らせないために、「毎日やる」「予定を押さえる」「とにかくやる」の3つの方法を実践してみてください。
そうすれば、スキルを手に入れて、成果を出せるようになります。