web集客を成功させるためには、ターゲットの具体化が大切です。
ターゲットがどんなことで悩んでいて、どういう解決方法を取りたいと思っているのか、どんな商品を求めているのかがわかれば、それに合った広告メッセージやコンテンツ提供ができます。
自分の知りたい情報をくれたり、自分の求めている条件にマッチした商品があるとわかれば、あなたの商品を欲しいと思ってくれます。
そのために、リサーチが重要になります。
今回は、今すぐできる効果的なwebリサーチ法についてお伝えします。
効果的なwebリサーチ法の手順
- サジェストワードを検索する
- キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
- キーワードリストを精査する
- web検索して検索結果の情報を集める
- Yahoo!知恵袋で検索して情報を集める
- Amazon&楽天レビューを検索して情報を集める
目次
今すぐできる効果的なwebリサーチ法① サジェストワード検索
サジェストワードとは、Googleなどで検索する時に自動で表示されるおすすめの検索キーワードのことです。
Googleの検索窓に単語を入れると、その単語を含んだよく検索されているキーワードを案内してくれますよね。
これがサジェストワードです。このサジェストワードの元になるキーワードを「軸ワード」と呼びます。画像の例だと「マーケティング」が軸ワードです。
知りたかった情報を調べるためのキーワードが見つけやすくなるという検索ユーザーのための機能ですが、私たちマーケターにとっては、ターゲットが何を知りたがっているのかを知るためのヒントに使えます。
効果的なwebリサーチの最初の1歩は、あなたの商品の見込み客が調べている「サジェストワード」を調べることから始めます。
軸ワードを入力すれば、サジェストワードを調べられる無料ツールがあるので紹介します。

https://www.gskw.net/
例えば「ダイエットサプリ」と入力すると、ダイエットサプリを含んだ検索ワードが一覧化される便利なサイトです。
このサイト以外にもサジェストワードを検索できるツールはいろいろあるので、使いやすいやつを選んでください。
調べたサジェストワードは次の手順で使うので、検索結果一覧をcsvファイルでダウンロードしておきます。
今すぐできる効果的なwebリサーチ法② キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
洗い出したサジェストワードの全てが、ターゲットを具体的に知るための情報として使えるわけではありません。
中にはほぼ検索されていないようなキーワードも含まれるからです。
なので、できるだけ多くの人が検索しているキーワードに絞り込む必要があります。
そのために、各サジェストワードの検索ボリュームを調べます。
そこで使えるのが「キーワードプランナー」です。
キーワードプランナーは、Googleが無料で提供しているプランニングツールです。
Google広告の管理画面から使えるので、是非Googleの広告アカウントは作成しておいてください。
キーワードプランナーを使えば、キーワード毎の検索ボリュームや想定のクリック単価などを調べることができます。
やることはとても簡単です。
キーワードプランナーのキーワード欄に、サジェストワードをコピペすれば良いだけです。
検索結果データを次の手順で使うので、ダウンロードしてください。
今すぐできる効果的なwebリサーチ法③ キーワードリストを精査する
この後は、選んだキーワードを実際に検索して、表示される広告やwebサイトの中身を調べていくことになります。
ですが、何百もある全てのキーワードを1つ1つ調べていては日が暮れてしまいます。
似たような検索キーワードの場合、似たような検索結果が表示されるので、キーワードリストのキーワードをグルーピングしていきます。
グルーピングの例
- 商品名
- 商品特徴
- ベネフィット(ex.効果、価値)
- 買い方/売り場(ex.通販、店舗)
- 価格/キャンペーン
など。
例えば
自社商品名、他社商品名、商品カテゴリ名などのキーワードは、商品名グループに分類します。
機能、仕様、成分、デザインなどのキーワードは、商品特徴グループに分類します。
分類の仕方はビジネスモデルによって変わるので、あなたが決めて構いません。
ちなみに
ここで作成したキーワードリストは、そのまま検索広告に設定するキーワードやSEO対策するキーワードに使えます。

今すぐできる効果的なwebリサーチ法④ web検索して検索結果の情報を集める
グルーピングしたキーワードグループの中で、検索ボリュームの大きいキーワードを選んで検索します。
検索結果に表示された広告と、広告ではない検索結果を3つずつクリックしてリンク先ページを見に行ってください。
数は多ければ多いほど材料が集められて良いのですが、ターゲットが見るサイトも上位3つくらいなので、無駄にリソースをかけなくても構いません。
そのページに書かれている内容を、あなたのターゲットは目にしています。
なのでそのページで、誰のためのどんな情報が提供されているかを書き留めてください。
例えば
- どんな商品を販売しているのか
- どんな情報を提供しているのか
- 商品の特徴はなんなのか
- 顧客はどんなベネフィットを手に入れられるのか
- いくらでどんな販売条件があるのか
など。
これらの情報をかき集めてください。

今すぐできる効果的なwebリサーチ法⑤ Yahoo!知恵袋で検索して情報を集める
次に、Yahoo!知恵袋で軸ワードを検索します。
Yahoo!知恵袋には悩める人の相談と相談への回答が集まっています。
もちろんネタ投稿やステマ投稿もありますが、悩みの解決のために一度は遭遇するwebサイトなので、ここに書いてある情報をあなたのターゲットも目にする可能性があります。
あなたの商品に絡んだどういう悩みがあり、どんな解決策に評価がついているのかを調べます。
表面的な悩みではなく、リアルな描写がされている投稿を参考にして、ターゲットの悩みを特定するようにすれば、ターゲット像はより鮮明になります。

今すぐできる効果的なwebリサーチ法⑥ Amazon&楽天レビューを検索して情報を集める
物販をするなら是非やっていただきたいwebリサーチが、自社商品と他社商品のAmazonや楽天のレビューを調べることです。
ポイントは、最も高い評価と最も低い評価を参考にすることです。
それぞれ文章量が多いレビューを参考にしてください。
文章量が少ないレビューは仕込まれたレビューの可能性があるからです。
レビュー調査のポイント
最も高い評価をした人は、何を解決したくてその商品を買ったのか、どの点において満足ができたのか?
最も低い評価をした人は、何を解決したくてその商品を買ったのか、どの点において満足できなかったのか?
これについて、自社の商品と競合の商品とで調べてください。
あなたの商品と競合の商品との期待値の差、満足の差を知ることで、ターゲットに対して何を推せば買ってもらえるのか、満足してもらえるのかがわかります。

web集客の基本のキホン|今すぐできる効果的なwebリサーチ法 まとめ
webを活用すれば、ターゲット像を具体的にできます。
ターゲットは、検索結果に表示されているwebサイトに書かれている情報を元に、商品を買うかどうかを決めています。
ターゲットがどんな情報に触れているのかを知るために、まず検索キーワードを洗い出します。
検索キーワードを調べる手順
- サジェストワードを検索する
- キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
- キーワードリストを精査する
精査したキーワードで検索した時に表示される広告やwebサイトの情報を洗い出すことで、ターゲットの購買に影響を与えている情報を知ることができます。
また、悩みとその解決策がまとまっているYahoo!知恵袋、商品のレビューが見れるAmazonと楽天、これらのwebデータを活用することで、ぼやけたターゲット像の輪郭はくっきりはっきりとします。
その時、誰に向けてマーケティングをしていけば良いか、彼らを顧客にするためには何をしなければいけないかがわかります。
