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コンセプトとは?|売れる商品にするための必須要素

「コンセプト」という言葉は「マーケティング」と同じくらいよく使われている言葉であり、「マーケティング」と同じくらいあやふやな使われ方をしている言葉です。

「コンセプト」が有ると無いとでは、商品が売れるのと売れないのに大きな差ができます。

今回は「コンセプト」とはなんなのか、どうマーケティングに活用できるのかをお伝えします。

 

コンセプトとは

コンセプトとは、概念という意味を表す言葉です。

概念とは、全てのベースとなる考え方だったり、全てに筋を通す考え方のことです。

マーケティングにおいては、

  • 商品のコンセプト
  • 企画のコンセプト
  • クリエイティブのコンセプト

などの使われ方をします。

コンセプトとは「ズバリどんな●●なのか?」ということです。

  • ズバリどんな価値のある商品なのか?
  • ズバリどんな状態を達成する企画なのか?
  • ズバリどんな表現をするクリエイティブなのか?

と言い換えると意味が分かりやすくなりますよね。

ああだこうだ説明するのではなく、誰でもすぐに意味が伝わる「つまりはこういうこと」を表現したものです。

 

マーケティングで最も大切なコンセプトとは

マーケターがまず決めなければいけないのは「商品のコンセプト」です。

「どんな(価値が手に入る)商品か」が顧客にとって重要だからです。

顧客は商品そのものではなく、それによって手に入るベネフィットを買っています。

ベネフィット…メリット、利便性。商品を使うことで手に入るプラスの結果。

なので、「どんな(価値が手に入る)商品か」を知りたいと思っています。

それがわかりやすく伝えられていなければ、その商品に興味を持ってくれません。

例えば

  • サボらず続けられるトレーニング
  • 食べたことのない食感のお菓子
  • 作業時間を半分にするツール

など。

人に伝えるためには、わかりやすく短い表現で、その商品が提供する価値を伝えなければいけません

あなたのメッセージをじっくりと聞こうとする人も、頭を使って意味を理解しようとする人はいないからです。

たまにトンチを効かせた広告コピーがあったりしますが、あれは作り手の自己満だと思ってください。

商品コンセプトを軸にするとうまくいく

企画もクリエイティブも全て、買い手に商品の価値を届けるための手段なので、顧客との接点全てが商品コンセプトに沿ったものでなければいけません。

広告では高級感を伝えておきながら、お店がボロボロだったとしたら、そこで売られてる商品を買おうとは思いませんよね。

ですが多くの企業が、買い手との接点でいろんな情報の伝え方をしてしまっています。

これは商品コンセプトが定まっていなかったり、商品コンセプトに沿った施策をできていないからです。

なので、全ての顧客接点に通る軸としての商品コンセプトを決めることが大切です。

 

売れる商品にするコンセプトの力

コンセプトを決めたからと言って、売上が左右されるわけではありません。

そのコンセプトに沿って、実行した結果、売れる商品になるかどうかが決まります。

ただ、「良い商品コンセプト」と「悪い商品コンセプト」は存在します。

それぞれ解説します。

悪い商品コンセプト

まずは、ズバリ「どんな(価値提供をする)商品か」を示せていることが大前提です。

その上で、悪いコンセプトには2つのパターンがあります。

悪いコンセプトのパターン

  1. 顧客が求めていない価値
  2. 他社と同じような価値

商品コンセプトは、買い手があなたの商品に興味を持つかどうかを決めるものです。

求めてない価値が手に入る商品だったとしたら、見向きしませんよね。

また、他社と同じような価値が手に入ると言われても、そこまで興味は湧きません。

商品を選ぶ時の比較対象になることはあるかもしれませんが、あなたの商品を選ぶ理由にはならないからです。

良い商品コンセプト

良い商品コンセプトとは、顧客にとって「これが自分の求めていた商品だ」と瞬時に伝わるものです。

良いコンセプトの条件

  • 求める価値が手に入ると顧客が感じること
  • 独自の特徴によって提供される価値であること
  • わかりやすい言葉で表現されていること

独自の特徴によって提供される価値のことを「USP」と呼びます。

他の商品は持っていない特徴によって、他の商品が解決できていない課題を解決できる時、あなたの商品は選ばれる商品になります。

商品コンセプトとは、つまりUSPを表現したシンプルな言葉と言えます。

USPについては、こちらの記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください⬇︎

これがあれば売れる!USPとは?

機能差のない商品を売れる商品にするコンセプトの活用法

とは言え、多くの企業が他の企業の商品と大差ない商品を売っています。

成熟した市場においては、商品の機能から得られる価値は、顧客にとって十分に満足できる水準を満たしているからです。

はむ師匠
安くて機能性の高い商品はたくさんあるよね〜

なので、革新的な技術を使った全く新しい商品でなければ、独自の特徴による価値を提供することは難しいと言えます。

でも、多くの企業ではそんな商品を扱ってはいません。

では、その時にどうやって買い手の興味を惹きつける商品コンセプトを作れば良いのか?と思いますよね。

そこで、コンセプトの力を利用します。

機能差のない商品を売れる商品にするためにも、コンセプトの力は使えます。

機能面による価値を表現するのではなく、感情面への価値提供を表現することで、同じような商品でも違う商品として感じてもらうことができます。

例えば

似たようなエナジードリンクがたくさんある中で、「翼をさずけるドリンク」というコンセプトで展開しているレッドブルは、明らかに違う商品だと感じます。

エナジードリンクの機能面での差はありません。どのエナジードリンクもカフェインを含んだ炭酸飲料です。

でも、「翼をさずけるドリンク」という商品コンセプトが、エナジードリンクを飲む人の「翼が生えて飛び立つくらい元気になりたい」という感情面に届くメッセージになっていることで、レッドブルへの価値を感じる人がたくさんいます。

もちろん、実績やプロモーションなどの影響は大きいのですが、それらも「翼をさずける」というコンセプトに沿った展開をしているので、筋の通った企画として顧客に伝わっています。

「爽快感とパンチのある味」て言われてピンと来る人は少ないと思います。

これは同じエナジードリンクの「MONSTER」のコンセプトです。(サイトをみてコンセプトだと伝わったものです)

商品コンセプトがどれだけ大事かわかりましたでしょうか。

これがコンセプトの力であり、コンセプトを活用したマーケティングだと言えます。

商品コンセプトに共感できなければ、その商品は選ばれません

でも逆に、そのコンセプトに共感できないのであれば、顧客にならなくて良いと言えるものが、あるべき商品コンセプトです。

あなたの商品で価値提供できない人に買ってもらっても、お互いハッピーではないですからね。

機能的価値を商品コンセプトに含めることが大前提ですが、「顧客のこうありたい」「企業のこうしていきたい」という価値観を、商品コンセプトに含めることでも、買い手の興味を惹きつけることができるということを覚えておいてください。

コンセプトとは?|これがないと顧客には伝わらない まとめ

コンセプトとは、ズバリ「どんな(価値を提供する)●●か」を表したものです。

マーケティングにおいても、商品コンセプト、企画コンセプト、クリエイティブコンセプトなど、いろんなコンセプトがあります。

  • 商品コンセプトなら、ズバリどんな価値のある商品なのか?
  • 企画コンセプトなら、ズバリどんな状態を達成する企画なのか?
  • クリエイティブコンセプトなら、ズバリどんな表現をするクリエイティブなのか?

ということです。

全ての行動がコンセプトを伝えるために行われていなければ、コンセプトはただ売り手が言いたいことを言っているだけの言葉になってしまいます。

なので、全てのマーケティング施策がコンセプトに沿ったものである必要があります。

そして、その全ての軸となるのが「商品コンセプト」です。

顧客は商品から手に入るベネフィットが欲しくて買っています。

なので、どんな価値(プラスの結果)が手に入る商品なのかを知りたいと思っています。

それは、顧客の求める変化でなければいけません。

他社と同じようなものでもいけません。

あなたの商品が選ばれる商品になるためには、あなたの商品だけが提供できる価値でなければいけません。

つまり、USP(独自の売り)を商品コンセプトにすることで、買い手に興味を持ってもらえるコンセプトにできます。

「ズバリどんな(価値を提供する)商品か」、これを軸としてマーケティング施策を展開していくことで、買い手にあなたの商品をより知ってもらえるようになり、そこに共感する価値や価値観があれば、その商品を手に入れたいと感じてもらえます。

コンセプトで表現した価値を感じてもらうための企画、コンセプトで表現した価値を感じるクリエイティブ、それらによって商品コンセプトが具体的に買い手に伝わるようになります。

 

 

  • この記事を書いた人
はむ師匠

はむ師匠

マーケティングの力でハッピーになれる人を増やすために、マーケティングの知識を発信しているマーケティン熊。 「マーケティングを使える人が増えれば、今よりも世の中は良くなる!」と信じて、大企業からスタートアップ企業まで、今まで100社以上のマーケターにマーケティングの使い方を指導してきている。

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