「インフルエンサーマーケティングに興味があるけどまだやったことがない…」
「やってみたけどうまくいかなかった…」
という方のために、インフルエンサーマーケティングのやり方についてお伝えします!
目次
インフルエンサーマーケティングを活用すべき背景
マーケティングは売れる仕組みづくりです。
私たちが商品を買う時に必ず参考にするのが「クチコミ」です。
知らない人からいきなり何かを買おうとは思いませんが、知っている誰かがオススメしている商品だったら興味を持ちますよね。
webが一般的に広まってから、検索すればすぐにクチコミを探すことができるようになりました。
でも一般化しすぎたことで、その情報自体への価値を感じなくなってきています。
「クチコミを信じて買ってみたけど、あまり良くなかった」とか、「仕込まれた嘘のクチコミが多い」と感じている人は多いです。
情報量も多く、自分で探して選ぶことのハードルも高くなっています。
そこで、自分の信頼している人=インフルエンサーからのオススメが、商品を選ぶ理由になってきています。
インフルエンサーとは、言ってしまえば「参考にしている人」です。
参考にしている相手の言葉や情報には影響力があります。
その影響力を借りるのがインフルエンサーマーケティングです。
詳しくは、こちらの記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください⬇︎
インフルエンサーマーケティングの具体的な実行手順
では、具体的なやり方についてお話ししていきます。
インフルエンサーマーケティングの実行手順
- 発信したい情報を決める
- インフルエンサーをリストアップする
- DMを作る
- 投稿を確認する
- 二次利用する
それぞれ解説していきます。
インフルエンサーマーケティングの具体的な実行手順①
まずは発信したい情報を決めます。
インフルエンサーがフォロワーに提供している価値と、商品が顧客に提供する価値が同じ時、効果は最大化されます。
なので、まずあなたの商品の何を伝えたいのかを決めます。
例えば
- どんな機能があるのか
- 使いやすさ
- デザイン
など。
いろんな訴求ポイントがあると思いますが、推しは1つに絞ってください。
なぜなら、見込み客が商品を買う時に、インフルエンサーが推していたことと別の訴求がランディングページなどでされていたら、「あれ、違うかも?」と感じさせてしまうからです。
なので、売り場で最も推している訴求を、インフルエンサーにも推してもらう必要があります。
インフルエンサーマーケティングの具体的な実行手順②
次にインフルエンサーをピックアップします。
探し方には、3つポイントがあります。
インフルエンサーを探すポイント
- マイクロインフルエンサーを選ぶ
- 投稿内容と商品の提供価値とがマッチしてる
- フォロワーがアクティブ
それぞれ説明します。
インフルエンサー選びのポイント①
フォロワーが1〜5万人くらいの「マイクロインフルエンサー」を選んでください。
なぜなら、この規模感のインフルエンサーをフォローしている人たちは、インフルエンサーの発信する情報を参考にしているからです。
何十万、何百万フォロワーいる人は「参考」よりも「憧れ」の要素が大きくなるので、オススメ商品を探している人に情報が届きにくくなります。
かかる費用も大きくなるので、多くの企業にはオススメできません。
マイクロインフルエンサーであれば、数万円で依頼できるので、コスパ的にも抜群です。
インフルエンサー選びのポイント②
あと重要なのが、インフルエンサーの投稿内容とあなたの商品が提供する価値とがマッチしているかどうかです。
インフルエンサーの影響力が発揮されるのは、フォロワーに対してです。
フォロワーがそのインフルエンサーをフォローしている理由に沿った情報でなければ、反応は悪くなります。
例えば
美容情報を発信してるアカウントで、飲食店の情報をPRしてもらうとかはNGです。
インフルエンサーの信用を上乗せできるところがメリットなので、それを意識したピックアップをしてください。
具体的には、ハッシュタグであなたの商品が属しているジャンル、解決する悩みなどを検索して、そのハッシュタグをつけて投稿しているアカウントをリスト化していってください。
インフルエンサー選びのポイント③
あなたの商品と相性が良さそうなマイクロインフルエンサーを選べたら、そこから影響力が無さそうな人を消していきます。
影響力がある人のアカウントでは、フォロワーが積極的にコメントをつけてくれています。
フォロワーがアクティブなアカウントでは、そこで発信される情報に対してもアクティブに反応してもらえています。
ただフォロワーが多いだけのアカウントもたくさんあるので、フォロワーの数だけ見てインフルエンサーを選んでしまうと、期待したような結果には繋がらないことが多いです。
しっかりとチェックしましょう。
依頼する前に、アカウントのアクセスデータを共有してもらうのも手です。
インフルエンサーマーケティングの具体的な実行手順③
商品をPRしてもらいたいインフルエンサーが選べたら、次はPR依頼するためのダイレクトメッセージを作成します。
インフルエンサーは毎日、多くの業者からDMが届いています。
その中でどの案件が自分のアカウントで紹介するに値するかを吟味しています。
なので、まずはあなたからのオファーを魅力的に感じて貰わなければいけません。
DM作成のポイント
- 選んだ理由を書く
- 依頼と条件を明確に書く
- 報酬を提示する
それぞれ説明していきます。
DM作成のポイント①
始めに、数いるインフルエンサーの中からその人を選んだ理由をきちんと書いてください。
キャスティング会社の送ってくるテンプレート的なDMと同じだと感じられた時点で、興味を持ってもらいづらくなります。
なので、どういう点があなたの商品とマッチしいていたのか、どの投稿が好きなのかなどを伝えてください。
人は自分のことに興味を持ってくれる人に興味を持ちます。
より具体的に興味を持ったポイントを伝えることで、「きちんと見てくれて嬉しい」と感じてもらって、DMの中身に目を向けてもらいましょう。
DM作成のポイント②
あとは、時間をかけずにやるやらないを判断できるように、端的なメッセージにしましょう。
ダラダラとあなたの状況や想いなどを伝えても、相手にとってはたくさん届くラブレターの1つにすぎません。
1通1通に時間をかけていられないので、依頼したいことや実施の条件などを端的に書いてください。
DM作成のポイント③
そして大事なのが、きっちりと報酬を提示することです。
あなたの商品が誰もが憧れる超有名ブランドなら、条件を気にせずオファーを受け取ってくれると思います。
でも、多くの商品が誰も知らない無名のブランドです。
なので、インフルエンサーに仕事としての対価をしっかりと示してください。
相手にわかりやすくメリットが伝わるメッセージにすることで、判断が早くなり、その後のやりとりもスムーズになります。
インフルエンサーマーケティングの具体的な実行手順④
条件が折り合い、実施が決まったら、投稿をしてもらいます。
投稿内容はあまり具体的に指示しないようにしてください。
たまに、いろんな人が同じことを書いてる投稿を見ますよね。
企業から言われたことをそのまま投稿していて、お小遣い稼ぎ目的がバレバレなやつです。
インフルエンサーを活用するためには、本人が気に入ったから紹介しているという文脈が大事です。
なので、最初に決めた伝えたいことを、インフルエンサーの伝え方で伝えてもらうようにします。
ハッシュタグをつけると、その情報を検索している人に見つけてもらえるのでつけた方が良いのですが、これもある程度インフルエンサーに任せてしまって大丈夫です。
商品名や商品の特徴的なキーワードなどはマストで入れてもらうとして、その投稿に対して興味を示してもらうためのハッシュタグは、インフルエンサーの方が詳しいからです。
インフルエンサーマーケティングの具体的な実行手順⑤
インフルエンサーの活用でマーケティングを拡大させるために大事なのが、コンテンツの二次利用です。
SNS上でただ発信してもらっただけでは、集客インパクトは出せません。
しっかりと情報を届けられる人の数が数百人、数千人程度だからです。
なので、インフルエンサーの紹介をクチコミコンテンツとして、webサイトやランディングページなどでも利用します。
クチコミの力を広告で増幅させるやり方になります。
これをやれば、広告の反応が高くなり、集客力がグンと高まります。
なので、投稿内容の二次利用をPR依頼条件に加えておくようにしてください。
インフルエンサーマーケティングのパートナー
「やることは分かったけど、大変そう…」と思いますよね。
ここまでの流れを自分たちでやるのは大変です。
DMを送って100%反応があるわけでもありません。
個人とやり取りすることになるので、連絡が取れなくなったり、約束が守られなかったりすることもよくあります。
個人と金銭のやりとりをするのもリスクがあります。
なので、まずはインフルエンサーのキャスティング会社に依頼するのが手っ取り早いやり方になります。
紹介した手順の②〜④を担ってくれるパートナーです。
パートナーが担ってくれる作業
2.インフルエンサーをリストアップする
3.DMを作る
4.投稿を確認する
既に多くのインフルエンサーと繋がっているので、案件にマッチした人を見つけやすく、投稿までの運用もお任せできるのでメリットがあります。
費用は、一般的にはフォロワーの数×数円という設定になっています。
単価は3〜5円が相場です。
インフルエンサーの提案から実行管理までやってもらう場合、大体30万円くらいの費用をみておいてください。
例えば
フォロワー単価3円で、1万フォロワーのインフルエンサーを10人採用するとすると、
3円×1万×10人=30万円という感じです。
キャスティング会社としてもできるだけまとまった依頼でなければ、効率が悪いので、1人や2人採用したいという案件は受けてもらえません。
そういう場合は、インフルエンサーのマッチングサービスを利用してください。
どんな商品で、どんな人にPRしてもらいたくて、いくらの報酬なのかを登録すれば、そのサービスに登録しているインフルエンサーで、あなたの案件に興味を持った人が応募してきてくれるという仕組みです。
応募があった中から、好きな人を選んでPRを依頼できます。
あなたの商品をPRしたい人だけが応募してきてくれるので、やりとりもスムーズです。
案件慣れしてる人も多いので、話が進みやすいメリットがあります。
費用は、依頼ごとに報酬設定(数千円〜)ができるものと、月額利用料(数万円)を支払って依頼ができるものがあります。
試しにやってみたい場合は、依頼ごとに報酬設定ができるやり方がオススメです。
積極的に集めていきたい場合は、月額利用料を支払って依頼し放題のサービスがオススメです。
インフルエンサーを採用する時の注意点
インフルエンサーに商品をPRしてもらう時の注意点があります。
それは、企業から依頼された案件だということを明らかにして実施することです。
ハッシュタグで「#pr」「#ad」「#promotion」などをつけることで、対処する方法が一般的ではありました。
ですが、これらのハッシュタグがついている投稿のリーチが抑制される傾向にあるようなので、テキスト内で具体的にPR案件だと伝えてもらうやり方の方が、今後は主流になっていくのではないかと思います。
インフルエンサーは自分のアカウントを大事にしています。
お小遣い稼ぎのためにアカウントを運用しているのではなく、自分が良いと思った情報をフォロワーに届けたいという気持ちで運用をしています。
商品紹介もその一環でなければいけないと考えているので、しっかりと企業とタイアップして紹介していることを出すことにデメリットはありません。
変にコソコソする方が怪しいと感じられて信用を失いかねないので、胸を張って堂々と商品紹介をしてもらうようにしましょう。
インフルエンサーマーケティングで集客を拡大する方法【初心者向け】まとめ
インフルエンサーへのPR依頼は以下の手順で行います。
インフルエンサーマーケティングの実行手順
- 発信したい情報を決める
- インフルエンサーをリストアップする
- DMを作る
- 投稿を確認する
- 二次利用する
まず、どういう商品として発信したいのかを決めます。
これが絞り切れていないと、せっかくの影響力がばらついてしまい、効果を最大化できなくなるからです。
商品の提供価値とフォロワーへの提供価値がマッチするインフルエンサーを探します。
ハッシュタグで商品ジャンル、解決できる課題や悩みを検索して、出てきた投稿をしているアカウントをリストアップしてください。
「マイクロインフルエンサー」と呼ばれるフォロワー数1〜5万人程度の人たちをピックアップして、投稿に対してリアクションが少ないアカウントを削除していきます。
フォロワーとアクティブに関われているアカウントが、あなたがPRを依頼すべきアカウントだからです。
アカウントの絞り込みができたら、依頼のためのDMを作ってください。
DMには、きちんと選んだことが伝わるように、「なぜ選んだのか」「どの投稿が気に入ったのか」などを伝えて、依頼内容や報酬など必要な情報を手短に書きます。
あとは投稿を確認して、webサイトやランディングページなどに転載をして、インフルエンサーマーケティングの効果を最大化します。
実施のためには時間と労力がかかるので、予算があるならインフルエンサーキャスティング会社へ運用をお願いするのが得策です。
自分で探す場合は若干費用がかかりますが、インフルエンサーマッチングサービスを利用するのがオススメです。
今後、インフルエンサーの活用はより重要度を増していきます。
そうなるとインフルエンサーの価値がどんどんと高まり、今よりも気軽に紹介をしてもらえなくなる可能性もあります。
インフルエンサーの影響力を借りるためには、インフルエンサーが紹介したいと思える魅力的な商品にすることがより重要になっていきます。