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インフルエンサーマーケティング大攻略!クチコミ作れてる?

これからのマーケティングを語る上で、絶対に外せない「インフルエンサー」の活用についてお伝えします!

「気にはなってるけどやれてない…」「やってるけどいまいち効果を感じられていない…」

そんな方は是非この記事を読んでください!

インフルエンサーをどうマーケティングに活用すべきか、どうやればうまくいくのかなど、実戦で生かせる情報が手に入ります。

 

インフルエンサーとは?その意味と歴史

インフルエンサーとは、影響力を持った人のことです。

昔であれば、テレビに出るような芸能人がインフルエンサーでした。

もちろんその頃は「インフルエンサー」という言葉は存在しませんでしたが、芸能人が持つ世間への影響力をマーケティングに活かしていました。

2000年代に入った頃、ブロガーと呼ばれる新しい影響力を持った人たちが登場しました。

ブログが登場し、個人がメディアを持てる時代になり、ブログで知名度を高めて何万人、何十万人の読者に対する影響力を発揮できる人たちが増えていきました。

そして、SNSが普及したことで個人のメディア化は進みました。

「インフルエンサー」という言葉も、この頃から広まっていきます。

発信力があり影響力があるという点では、芸能人もフォロワーのたくさんいる個人(以下:この人たちをインフルエンサーと呼びます)も同じですが、大きく違う点があります。

それは、芸能人の与える影響の大部分は「憧れ」で、インフルエンサーの与える影響の大部分は「参考」だという点です。

芸能人の場合は

広告している商品を本人の意思でオススメしているとは誰も思っていません。

でも、好きなあの人が紹介していた商品を自分も使うことで、少し距離が縮まるような感じがして買ったりします。

大差のない商品であれば、好きな芸能人がCMしていた商品の印象が強く残っているので、購買に繋がったりもします。

オリジナルグッズがもらえるなどのキャンペーンをすることで、購買促進するマーケティング施策によって売れるというのもありますよね。

インフルエンサーの場合は

その人自身が良いと思った商品をオススメしているため、身近な顧客の声としてその情報を受け取ってもらえます。

それがマーケティング上、とても強い材料になります。

もちろん、インフルエンサーとしてタレント化している人もいます。

その場合は「憧れ」でも買われるようになるので、よりインパクトが大きくなると言えます。

 

インフルエンサーマーケティングが効果的な理由

インフルエンサーマーケティングが効果的な理由は、商品にインフルエンサーの信用や信頼が上乗せされるからです。

買い手は売り手のことを疑っています

でも友達からオススメされたら疑いませんよね。

第三者のオススメは、その商品が良いということを裏付ける材料になります

芸能人との間には距離があります。

でも、インフルエンサーとの間の距離は友達と似たようなものです。

毎日何をしているかわかり、コメントでコミュニケーションを取っていたりするから、会ったことがなくても相手のことを身近な存在に感じています。

自分が身近に感じている相手からオススメされる状況を作れるので、商品に対して良い印象を持ってもらえます。

検索して手に入る情報に疑いを持っている人も多いです。

情報がありすぎて、自分で選ぶのが難しいと感じている人も増えています。

そんな状況なので、自分の信頼している相手が「良いよ」とオススメしてくれた商品を選ぼうとするのは、とても自然な流れです。

なので、インフルエンサーの活用はマーケティングには無くてはならないものになってきています。

 

インフルエンサーマーケティングの仕組み

インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーを活用した売れる仕組みづくりです。

見込み客が顧客化するまでのプロセスを、インフルエンサーの力によって進んでもらうようにするということです。

顧客化のプロセス

  1. 認知
  2. 興味
  3. 理解
  4. 検討
  5. 購入

インフルエンサーマーケティングの顧客化プロセス例

  1. 認知→SNSの投稿で商品の存在を知る
  2. 興味→参考にしてるインフルエンサーが紹介しているので気になる
  3. 理解→商品の良い点・悪い点、気に入っているところなどが分かる
  4. 検討→その商品の評価を検索する(主にSNS内)
  5. 購入→クーポンがシェアされていたのでそれを使って購入

商材にもよりますが、インフルエンサーへの信頼があれば「4.検討プロセス」は、すっ飛ばされる可能性が高くなります

このように、商品を知り、気になり、納得して、買うかどか考えて、購入するプロセスを、インフルエンサーがきっかけとなって進めていくのが「インフルエンサーマーケティング」の仕組みです。

顧客化プロセスについては、こちらの記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください⬇︎

顧客化プロセスとは|お客さんが増える仕組みを手に入れよう

インフルエンサーマーケティング成功の鍵

インフルエンサーマーケティングを成功させるためには、特定の分野での影響力を持ったインフルエンサーを採用することが大切です。

芸能人のような影響力を持ったインフルエンサーを採用しようとすると、数百万円のキャスティング費がかかります。

多くの企業では、こんな予算をポンと使えませんよね。

なので、多くの人がフォローしているような憧れの対象としてのインフルエンサーではなく、フォロワーが多くなくても興味のある分野で参考の対象としているインフルエンサーを採用するようにします。

フォロワー数が1万〜5万人くらいの「マイクロインフルエンサー」と呼ばれる人たちです。

何十万、何百万フォロワーのいるインフルエンサーをフォローしている人の多くが、「有名だから」「みんなフォローしてるから」という理由でフォローしています。

でも、フォロワーが1万人くらいのインフルエンサーをフォローしている人は、「その人の投稿が好きだから」「投稿が役に立つから」という理由でフォローしています。

フォローしている目的が違います。

どちらの方がより、届けたい情報をきちんと受け取ってもらえるかというと、後者ですよね。

しかも、マイクロインフルエンサーは数万円でPR依頼できます。

例えば

小さなビジネスの場合、1万人フォロワーがいる人に商品を紹介してもらって、1割の人が興味を持ってもらえれば、それだけで1,000人の見込み客をGETできます。

小さな規模なので、1,000人いれば十分にビジネスはできます。

メンバー
でも、もっとたくさん集めたいです!

より多く集客したいなら、依頼するマイクロインフルエンサーの数を増やせば良いだけです。

1万フォロワーいる人を100人集めれば、100万フォロワー分のインパクトを出せます。

100万フォロワーいる人と1万フォロワーいる人100人だと、どちらの方がインフルエンサーの信頼を上乗せした情報をより多くの人に届けられるかというと、マイクロインフルエンサー100人です。

あなたの商品を紹介するにふさわしいインフルエンサーに紹介してもらうことで、より高い反応を手に入れることができます。

例えば

  • 化粧品を販売しているなら、美容情報を発信してるインフルエンサー
  • ジムを運営しているなら、筋トレ情報を発信してるインフルエンサー
  • 家具を販売しているなら、インテリア情報を発信しているインフルエンサー

という感じです。

もっと深ぼることで、より高い反応を狙えます。

例えば

まつ毛美容液を販売しているなら、目元メイクに特化した情報を発信してるインフルエンサーに商品PRを依頼する、という感じです。

フォロワーは、インフルエンサーの発信する情報を求めている人たちです。

なので

インフルエンサーが普段から発信している情報と、あなたの商品が解決できる課題とがマッチしていれば、フォロワーからの反応はより高まります。

あなたの商品が提供できる価値と、フォロワーに提供している価値とがマッチするインフルエンサーにPR依頼をすることが、インフルエンサーマーケティング成功の鍵です。

 

インフルエンサーマーケティングの本当の価値

インフルエンサーマーケティングの本当の価値は、インフルエンサーのお墨付きをコンテンツとして利用できることにあります。

インフルエンサーマーケティングに取り組む時、多くの人がプロモーション的な価値しか求めていません。

プロモーション的なインフルエンサーマーケティングでは不十分な理由

どれだけの人にリーチできるか、どれくらい影響力があるか、これらはインフルエンサーマーケティングの価値の1つにすぎません

インフルエンサーを接点にして、認知から購入までの顧客化プロセスを進めることが目的ですが、それだけでは事業を拡大させるためのパワーは足りません。

数万人のフォロワーのいるインフルエンサーが、実際にリーチできるのは数百人というところです。

その人たちを100人集められれば数万人規模の人にリーチできますが、それはそれでかなり大変です。

インフルエンサーの価値を最大化する方法

でも、広告を使えば数万人にリーチすることは簡単です。

なので、事業拡大させたい企業のプロモーションのメインは広告になるのですが、広告の反応はどんどんと悪くなっていっています。

そこで、インフルエンサーがオススメしてくれていることを、商品のユーザーボイスとして活用してください。

広告の中に第三者の意見があれば、見込み客はその情報を信じてくれやすくなります。

多くの人がオススメしていればいるほど、その意見が正しいものだと感じやすくなります。

なので、インフルエンサーの紹介画像やコメントをランディングページやwebサイトに掲載したり、広告素材として利用します。

それにより、広告のパフォーマンスを押し上げることができます。

結果、よりたくさんの人により影響力のあるプロモーションができるようになり、集客がグンと拡大していきます

この、多くの人の意見を採用したくなる気持ちは「社会的証明」という行動心理で説明されているのですが、詳しくはこちらの記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください⬇︎

社会的証明とは|マーケティングで使える行動心理

 

インフルエンサーマーケティング大攻略!クチコミ作れてる? まとめ

インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーの影響力を利用した売れる仕組みづくりのことです。

認知から購入までの顧客化プロセスを、インフルエンサーがきっかけとなって前に進めていく手法になります。

ポイントは、あなたの「商品が提供する価値」と「フォロワーに提供している価値」がマッチするインフルエンサーを採用することです。

フォロワーの数は1万〜5万程度のマイクロインフルエンサーと呼ばれる人たちを採用してください。

それがもっとも効果的なやり方です。

インフルエンサーマーケティングの価値は、見込み客にリーチできるだけではありません。

オススメされているという事実を、広告やランディングページなどにも転用することで、SNSという枠の中だけではなく、SNS以外の場所にもインフルエンサーの影響力を及ぼすことができます。

それにより、インフルエンサーの影響力を最大化することができます。

  • この記事を書いた人
はむ師匠

はむ師匠

マーケティングの力でハッピーになれる人を増やすために、マーケティングの知識を発信しているマーケティン熊。 「マーケティングを使える人が増えれば、今よりも世の中は良くなる!」と信じて、大企業からスタートアップ企業まで、今まで100社以上のマーケターにマーケティングの使い方を指導してきている。

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